「恐怖と飢餓からの自由」は、グローバルなレベルでの「人間の安全保障」の実現をめざしていくうえでの基本理念であり、そのアウトリーチの成果は本書が出版されたあとも、着実に積み重ねられてきた。実際、新たな動向もふまえた「人間の安全保障」についての報告書は、多数出版されている。「人間の安全保障」という、現在のSDGsの根底にある理念と実践の記録は、広く知られていくべきものだ。地べたをはうようなソーシャルワークの実践も、こうした取り組みへとあいつうじるものであるべきだろう。
目次
第1章 いまこそ「人間の安全保障」
第2章 暴力を伴う紛争下の人々
第3章 移動する人々
第4章 暴力を伴う紛争からの回復
第5章 経済的な安全と安定―さまざまな機会から選択する力
第6章 「人間の安全保障」のための保健衛生とその向上
第7章 「人間の安全保障」を支える知識と技能および価値観
第8章 人々の安全を守るための方途
「人間の安全保障」へのアウトリーチ
人間の安全保障委員会について
戦争、貧困、疾病などで生存と尊厳を脅かされる数百万の人々を救うには従来の国家の枠組みを超えたシステムが必要になる。世界の有識者が具体的な行動計画を含む画期的な総合アプローチを提案。
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