新聞社や大学での調査経験から、とくにワーディングについての注意点を中心にして、調査データの収集、解釈上、留意すべき事柄を解説する。事例が旧すぎるのが難点だが、質問紙調査にたずさわる人には有益だろう。
目次
序 章 社会調査は信用できるか
I 回答形式で結果は変わる
1章 日本人は人情課長が好き?
2章 観光で行きたい国はどこ
3章 自社ブランド一位の秘密
4章 世論は賛成? それとも反対?
5章 内閣支持率って何?
6章 支持政党はあるの? ないの?
7章 自由に答えさせる不自由
II 社会調査の聞き方いろいろ
8章 自分と他人とどちらがホンネ
9章 ていねいな質問に気をつけろ
10章 単純な質問、複雑な質問
11章 何から聞くかで結果が変わる
12章 機械を使った調査
III 社会調査で社会を見る
13章 “態度”はどのように測定するか
14章 イメージとは何か
15章 “中流”調査のルーツ
16章 日本の社会の姿は?
終 章 社会調査を正しく見る
調査の読み方で、社会を見る眼が変わる。質問の仕方や問う順番を少し変えたり、選択肢を変えるだけで、結果ががらりと変わる。社会調査は信用できるのか?調査の正しい読み方は?具体例によって、楽しみながら社会を見る眼を育ててくれる、恰好の入門書。
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