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本と音楽とねこと

少年犯罪

鮎川潤,2001,『少年犯罪――ほんとうに多発化・凶悪化しているのか』平凡社(新書,¥693)'10.12.1

 レイベリング論や社会構築主義の視点から、マスメディアの言説や一般的に流布する俗説の脱常識化をはかる。あわせて、明治期以来の少年犯罪と、非行少年の処遇の歴史を通覧する。いまや定番となった少年犯罪についての入門書だ。

目次
第1章 少年犯罪とは何か
第2章 明治の少年犯罪
第3章 大正の少年犯罪
第4章 昭和(戦前)の少年犯罪
第5章 昭和(戦後)の少年犯罪
第6章 少年犯罪の現在
第7章 改正少年法と犯罪少年の処遇

マスメディアによる少年犯罪報道は、ほんとうに正しいのだろうか。一九九〇年代に「頂点」に達したといわれる少年犯罪の本質を、報道のされ方、統計の見方などの側面から歴史的に検討し、現在の少年犯罪の課題についても論及。「互いに働きかけあい、相互に行為しあうなかで作り出されるもの」として考察する。少年犯罪を考えるための基準点をステレオタイプな説明を避けて提示する。

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