エヴァートン戦のメンバーは前節から代わりませんでした。
この後続く連戦を考えて、ある程度の入れ替えはあるかもと思いましたが、それもないということは、アルテタは「プレミア第一、一戦必勝!」と考えているのかもしれません。
ここでまずは、各ポジションのレギュラー、控えメンバーについておさらいしてみます。
・ゴールキーパー
正)ラムズデール 副)ターナー
ここは一番分かりやすいです。ラムズデールがプレミアリーグ、ターナーはカップ戦。問題があるとすれば、ELで決勝まで進んだときにどっちが出るかどうかくらい。
・左サイドバック
正)ジンチェンコ 副)ティアニー
ジンチェンコがケガしない限り、この序列はもう変わらなそう。
・左センターバック
正)ガブリエル 副)キヴィオル
今冬加入のキヴィオルは次のELあたりでそろそろ出番か?セリエAでスタメン出場していたくらいなので、もっと出してあげてもいい気がするけれど。
・右センターバック
正)サリバ 副)ホールディング
ここの序列もはっきりとしているが、最後に守りきりたいときのカードにもなるホールディングはありがたい存在。
・右サイドバック
正)ホワイト 副)冨安
一番序列がはっきりしていないのがこのポジション。冨安のケガが多かったこともありホワイトがレギュラーの座に収まっているが、冨安にもまだまだチャンスはありそう。
・アンカー
正)パーティ 副)ジョルジーニョ
昨年まではパーティ不在時はエルネニーかロコンガがアンカーを務めていたが、力不足の感が否めなかった。ジョルジーニョはパーティとは違ったタイプのアンカーだが、チームにプラスの力をもたらしてくれるいい補強となった。
・左インサイドハーフ
正)ジャカ 副)ヴィエイラ? スミスロウ?
ジャカが絶対的存在。他はこれといった選手がいないのが実情。
・右インサイドハーフ
正)ウーデゴール 副)ヴィエイラ
ここもウーデゴールが君臨していて、他にプレー可能なのがビエイラのみなのが実際のところ(スミスロウは除く)
・左ウイング
正)マルティネッリ 副)トロサール
トロサールの加入で一気に層が増し、マルティネッリにもいい刺激になってそう。
・右ウイング
正)サカ 副)ネルソン
ネルソンはサカの代わりに出場した際2ゴールを挙げるも、その後ケガをして出場機会を失ってしまう。出来ればまたチャンスを与えてあげてほしいのですが...
・1トップ
正)ジェズス 副)エンケティア
ジェズスの復帰後しばらくは立場が逆かもしれないが、時間をかけてまたジェズスがレギュラーの座に戻りそう。
選手を現在の出場状況から分類してみると、レギュラー11人の次に出ているのがジョルジーニョ、トロサールでここまでが第1枠、ティアニー、冨安、ホールディング、ヴィエイラ、エンケティアが第2枠の控え要員、それ以外がカップ戦要員と分けられるかと思います。
アルテタの選手起用において、気になるのが第1枠を固定しすぎているために、第2枠の起用が少なく、第3枠の起用がほとんど無いことです。第1枠の選手の疲労が蓄積し、パフォーマンスが低下したり、ケガしやすくなる。第2,3枠選手のモチベーションが低下する、プレースキルが上昇しないなどの問題が起こります。
昨シーズンは終盤にパーティ、ティアニー、冨安と立て続けにケガをして、代わりの選手が穴を埋められず失速、結果5位となりチャンピオンズリーグ出場を逃しました。
今シーズンは4位以内はかなり確実であり、シーズン優勝に向けて絶好の位置にいます。去年の失敗を見てるからこそ、もう少しローテーション出来ないものだろうか...という視点で見てしまいます。
じゃあ、どうローテーションするのと問われたら、例えばセンターバックをガブリエルとホールディング、キヴィオルとサリバでそれぞれセットにして交互に出場させる。ヴィエイラをスタメンで使う。ネルソンを前半から出してみる。などでしょうか。
1週間に1試合なら変更する必要はないのかもしれませんが、先のスケジュールが詰まっているのが分かりきっているからこそ、もうちょっと余裕を持ってもいいのでは、と要らぬ心配をしてしまいます。
でも多分、週末のボーンマス戦もいつものメンバーで行くでしょう、おそらく。