不器用ですから

高倉健さんの訃報にショックを受けた人は多いと思います。

その訃報を聞かされて、「高倉健って死ぬんだ？」と、
口ばしった友人がいます。

ほんとほんと、そうだよねー。

言葉のいらない存在感。ずっと変わりない重み。
昔の記憶や時代の象徴。

そんな人すら逝ってしまう。

ほんとに人間て死ぬんですよ。いともあっさりと。

職業柄、急に、あるいはゆっくりと死に至る人々を大勢お見送りしてきたけど、
それがある程度日常の私にも、健さんの死は衝撃でした。
健さんの映画には、私の父にまつわるちょっとした思い出もある（^^)

北野武のコメントを読みたかったけど、彼は出してないんですね。
それもたけしらしい追悼のような気がします。

背筋に芯のある、美しい日本人の最期。

自分、「不器用ですから」、祈るだけ。

合掌。