今日、大好きな漫画「桃色ヘヴン!」12巻を買ってきました。
漫画の感想文なんて、書いた事がないのですが、たった今「桃色ヘヴン!」を読み終わって、胸がいっぱいでどうしても何かを書きたくなったんです。
まず、12巻は最終巻です(番外編の13巻も出るそうですが)。どんなエンディングを迎えるのかわくわくドキドキでしたが、漫画の表紙を見たらなんと、
桃子が、
ウエディングドレスを、
着ていたのです!!
そしてその隣にいたのはもちろん蘭丸。
うそでしょっ?!11巻で離ればなれになってしまったばっかりじゃなかったっけ?
との疑問を抱きつつ、漫画を読めば分かるかと、その疑問を飲み込んでとりあえず読み始めようとしたところに
、漫画の帯に書いた文字が目に入って来やがりました。
「結婚後の桃子と蘭丸がXXXOOO...」
って、なっなんで、何で帯になんか書くのよ〜〜〜...。
結婚で物語の終わりを迎えるとは、「桃色ヘヴン!」のストーリってほんっとうに一般的というか、典型的な少女漫画ですね。今までの話の流れを見てもそうですし。
大体こんな話です。
モテない女の子とすっごいモテる男と恋をし(しかも学校内でモテるだけではなく、モデルをやっていて全国的に有名で全国の女の子にモテるなんてね)、女の子には誰にも言えない秘密があり(その秘密がなんと女子高生の主人公が官能小説家だなんて)、それが男にバレてしまい、二人が関わり始めます。
女の子の桃子は父親が亡くなり、母親が入院し、小学生の弟のお世話をする典型的な聖人ヒロイン。男の蘭丸は金持ちの跡取りで、複雑な家庭環境で育ち、家出をし、アイドルになって有名になりました。憧れのヒーロー。有名な女だらしになった部分はヒーローとして失格かもしれませんけどね。
二人が安定に付き合い初めてしばらくしていたら、蘭丸の幼馴染でもある初恋相手が突然現れ、また典型的な三角恋愛が始まり、そして主人公たちの結婚で終わります。
う〜む。もしこんなあらすじがあったら、私は絶対にこの漫画を読みたいなんて思わなかったんだろう。
幸い、何のあらすじやレビューも読まずにこの漫画を手に取って読みました。「本の表紙で判断するな」と言ったのは誰でしたっけ?正にその通りです。この漫画を読んで、この漫画に出会った、私は幸せです。漫画ごときに大げさかもしれませんが(笑)。
良かったのは話の細部です。そして、その語り方です。それはどうも感想文やらで伝える事ができないので、自分で読む事でしか分かりません。
言えるのは、たった一つ:
この漫画「「桃色ヘヴン!」」をおすすめします。
心に触れる、優しい物語です