


毎年、京都の清水寺で、貫主より一年の世相を1字で表す漢字を発表する習慣があるようです。新聞によりますと、2012年の漢字の一位は「金」で、二位は「輪」で、三位は「島」だそうです。
日本の影響を受けて、台湾でも類似なイベントがあります。台湾での主催者は漢字能力検定協会のような組織ではなく、未来事件取引所というネット世論調査サイトです。調査期間は2012/11/9から2012/12/4までです。このサイトは株式の取引みたいなやり方で運営します。参加者は未来の事件を予測して、当たれば、自分の点数が増えます。今回の予測活動でネットでの取引点数は77万点に達したようです。
http://xfuture.org/
さて、2012年台湾の世相を代表する漢字は何でしょう。
今年台湾の政治面でも経済面でも、暗いことばかりで、挫折感や無力感を感じる人が多いです。したがって、今年前三位に入った漢字は、全部消極的な意味を持ちます。
一位:「騙」
ガソリンと電力の価額が上がることとか、労働保険年金の破綻危機とか、政府に騙されたと感じる人が多いようです。
二位:「苦」
字面の通り、就職氷河期で、みなは苦しくて、苦しくて、仕方がありませんです。
三位:「爛」
春爛漫の意味ではなく、ダサイ、最低の意味です。やはり政府への不満が高まっていますね。
日本は「お金」の問題で悩んでいるので、今年の漢字が「金」に決定したのでしょう。どうやら台湾も日本と同じ状況ですね。来年は少しずつでもいい方向に向かえるように祈ります