中野さんの本は「残酷な絵」シリーズも読んだけど、絵画を歴史的な解説つきで見れるのが面白いです。
これは新書。カラーは良いのですが、画像はちょっと小さめで残念。
各王家王朝ごとに1冊となっているのですが、何せヨーロッパ。婚姻関係で滅茶混じり合ってます。おまけにどの王家にも政略結婚の相手への不満が渦巻き、血族結婚の犠牲者がうごめいて、政敵どころか親子兄弟で暗殺し合っている。読み終わると、えっと、どの家の出来事でしたっけ?って感じになっちゃいました。
でも、ロマノフは群を抜いて不気味かな。ソ連に通じる秘密主義の中の残酷がある感じ。暖房も付けない部屋で、つい最近逝っちゃった入居者のおじいちゃんが話してくれたシベリア抑留の話しと「イワン・デニーソヴィチの一日」を思い出しながら読んだから、余計に背筋が寒くなっちゃったのかもだけど。王族の偽物が何人も出てくるってのは、ちょと笑えたな。
「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」中野京子
「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」中野京子
「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」中野京子
これは新書。カラーは良いのですが、画像はちょっと小さめで残念。
各王家王朝ごとに1冊となっているのですが、何せヨーロッパ。婚姻関係で滅茶混じり合ってます。おまけにどの王家にも政略結婚の相手への不満が渦巻き、血族結婚の犠牲者がうごめいて、政敵どころか親子兄弟で暗殺し合っている。読み終わると、えっと、どの家の出来事でしたっけ?って感じになっちゃいました。
でも、ロマノフは群を抜いて不気味かな。ソ連に通じる秘密主義の中の残酷がある感じ。暖房も付けない部屋で、つい最近逝っちゃった入居者のおじいちゃんが話してくれたシベリア抑留の話しと「イワン・デニーソヴィチの一日」を思い出しながら読んだから、余計に背筋が寒くなっちゃったのかもだけど。王族の偽物が何人も出てくるってのは、ちょと笑えたな。
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