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2011-03-24 14:29:28 | 
こちらは3作共、ちゃんと"釣り"のことが作中に出てきました。
一番気に入ったのは『二閑人交游図』、一番釣り色の薄いお話しでした。

この短編アンソロジーのシリーズは既刊の物だけでも50巻以上。本屋の棚に並んだ漢字一字の背表紙の中から、何故「釣」なんて興味の無いものを手にしてしまったのかといえば、そりゃ智くん効果です。

でもね、すっごく楽しいとか興味深いとかいう内容では無かったものの、それぞれ味のある物語でした。こういう機会でもなければ近代日本作家の作品を読む機会も無かったから良かったかも。
このシリーズ、薄いくせに1冊750円もするんです。確かに装丁は綺麗だし、本棚に並ぶ感じも良いのですが、手が出にくいなぁ。地味に面白いと思うので、廉価版出して欲しいです。



 「釣」 『白毛』井伏鱒二 『幻談』幸田露伴 『二閑人交游図』上林暁


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2 コメント

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百年文庫 (まろみっくす)
2011-03-24 19:09:50
こんなの出てるんだぁ。
共通のテーマの短編集ってとこが、オムニバス映画みたいで面白そう。

装画の版画もなんだかかわいいね
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んとねぇ (茉莉)
2011-03-27 02:42:55
短編だから壮大なドラマとかは無いんだけど、読んでてニヤっとしてみたり、ふんって納得してみたりって感じ。
そだね、まろさんが時々観に行く短編映画何本立てって雰囲気かも。

装画は今初めてカバーはずして見た。うん、テーマごとの版画なんだね。今度本屋さん行ったら他のやつも見てみよv
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