講師:ゆず
J-POPには男同士・女同士の同性デュオ(2人組)が多い
例:恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
蕾(コブクロ)
白い雲のように(猿岩石)
渚にまつわるエトセトラ(PUFFY)
虹(ゆず)
同性デュオのヒミツとは?
*男女で歌うとオクターブに自然と分かれてしまう
男女の「おいしい音域」とは?
*男女おいしい音域が重なるのは約5度
*同性デュオの方が歌の音域や表現力が広がる
*おいしい音域をしっかり把握して曲作りをする
同性デュオのボーカル術
ポイント①「ソロ」
例:硝子の少年(KinKi Kids)
*それぞれのキャラクターが曲の頭で明確に見える
*それぞれの声質のおいしいところをみせる
*歌い手が変わることでワクワク感が生まれる
ポイント②「ユニゾン」
例:あずさ2号(狩人)
アジアの純真(PUFFY)
*2人で歌うことで音量が2倍にになる
*一緒に歌うことでデュオの名刺代わりになる
*同じメロディーや歌詞でも違うふたりが歌うことで「揺らぎ」が生まれる
ポイント③「ハーモニー」
栄光の架橋(ゆず)
*同じ言葉にハーモニーがつくことで情景が広がる
*「メロディーの花束」にお互いの声の個性が出る
*ハーモニーからソロになることで1人にスポットライトが当たる
同性デュオの三種の神器が
「ソロ」「ユニゾン」「ハーモニー」
ゆずが選ぶ同性デュオの名曲
情けねえ(とんねるず)
ありがとう(井上陽水奥田民生)
奇跡の地球(桑田佳祐&Mr.Children)
応用編「歌い分け」
例:夏色(ゆず)
*冒頭で歌い分けることによって曲の情景や2人のキャラクターをしっかり見せる
*「夏色」の原型はゆったりとしたフォーク調
*ライブを通して変化する「夏色」
*同性デュオによって「1+1=無限大」になる
*ひとりでは出来ないことが相棒がいることによって広がる
♪ユニゾン=同じメロディーを歌うこと