銚子から近くの漁港付近で食事をした時に、待ち時間に少し散策してみた。
ここはなかなか古い町並みで、正月など関係なく常時静かなのところなのだろう。
海が近くにあると、雰囲気はなんとなくおおらかな感じがしてならない。
海を背にし小さな町を見ると小高い丘になっている。
そして、また見つけてしまった。
やはり漁村とかだと水を沢山使うのだろうか、至る所に井戸ポンプが見受けられた。
ただ、殆どが枯井戸になっていて、すでに役目を終えていた。
その中に一つだけまだ現役なのか、正月飾りが付けられている井戸があった。
もしかしたら、飾りを付けるのにちょうど良かったからなのか、モノを大切にしてる感じがする。
そういえば、昔は車のフロントグリルに正月飾りを付けていたんだけど、最近は全く見受けられない。
(確かにあまり格好が良いとは思えなしが)
そんな事を思っていたら、なんと駐車場に1台だけしっかりと正月飾りを付けた車を発見した。
しかも、それがヤンキー車であるから可笑しかった。
車高をかなり低くしたシャコタン車なんだけど、正月飾りに対するこだわりみたいなものがあるのだろうか。
いつも思うのだけど、そういったモノは一体いつから消えていくのだろうかと。
勿論、田舎の方ではしっかりと昔からの仕来りみたいなものを守っているのかもしれない。
良いか悪いか別にして、何かを境に昔からの仕来りみたいなものが消えていくような気もする。
だからか、たった1台の正月飾りを付けた車を見たら、何だかんだ嬉しくなってきたのだ。
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