Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

オール・ザ・ライト・アバブ・イット・トゥー

2019-06-15 | Weblog

朝からTシャツという暑い時期になると、ジャックジョンソンが聴きたくなる。

この人の音楽が好きでアルバムは欠かさず買っているけど、なんと2年前の2017年に新しいものが出ているなんて気付かなかった。

音楽がインターネットでデジタル配信する時代になって、昔は良く通ってたレコード屋にも行かなくなったからかもしれない(そもそもCDの販売店も少なくなってきたし)。

 

ジャックジョンソンの新しいアルバムは(と言っても2年前の)『オール・ザ・ライト・アバブ・イット・トゥー』といい、直訳すると『それを超えるすべての光』となる。

この人のアルバムはすべて紙ジャケットで、写真やデザインが非常に良く出来ていて、今回もまた実に良い。

本人の周りには一体何が有るのだろうと良く見てみると、これは海から流れて来たゴミで有る事が分かる。

そのゴミまでもかっこ良くデザインされていて見ていて楽しくなる。

 

 

 

 

 

その音楽の方も、いつもの様にリラックスした感じでこれまた夏に合う音楽だ。

今回も手作り感が満載だけど、所々小さい弦楽器や、訳の分からない楽器が入っており、まるでガラクタ箱をちょっとひっくり返した感じが心地よい。

 

大それたものでは無く基本はシンプルなんだけど、このようなちょっとした音が入っているものが僕は実に好きである。

例えて言うなら、料理を作るのに高級食材を揃えるわけでは無く、近所の商店街の食材や冷蔵庫の残り物で素朴で美味しいものを作ってみせるといった感じだ。

 

だからではないが、それらが温かみが有り心地よく、それとどことなくノスタルジーに感じる。

そして、歌声も楽曲も、なんだか休日の午後の心地よい風の如く眠気を誘い、案の定最後の曲で寝てしまった。

 

この人のデビュー作なんか聴くと、ドラムスが甲高くとても眠れる曲では無いが、2作目(?)のアルバム『オン&オン』から眠くなるサウンドになってくる。

2作目は持ってないからこれも何時かは揃えたいと思っている。

 

 

 

 


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