はい、紙谷建設のFigoです

看板犬兼相談役のFigoが日頃、この頃、思うこと。

火災警報機

2007年02月13日 | 建築
こんにちは、フィーゴです。
暖冬とはいうものの、この時期特有の乾燥のせいでしょうか、火災のニュースをよく見聞きしますね。ニュースを見ていて気になることがあります。それは、映像で見る限り、火災による被害がさほどでもなく、ぼや程度かなと見える住宅で亡くなられている人が多いことです。なぜでしょう?住宅の被害が最小限に抑えられているのは、材料の防火や耐火性能の向上があると思います。炎による延焼は、技術の向上で改善されてきています。

では、なぜ亡くなってしまうのか?煙ではないかと考えます。煙にまかれて、身動き出来なくなり逃げ遅れて、窒息したり、炎の犠牲になってしまうのではないでしょうか。昨今流行の高気密高断熱ですが、断熱材は様々な製品があります。なかには、熱に弱く、燃え広がりやすく、煙を大量に発生するものがあります。高気密高断熱を選択される場合は、断熱材の性能をよく確認することを、おすすめします。あわせて、適切な換気も必要ですよ。

火災による犠牲者を防ぐために、火災警報機の設置が義務化されました。18年6月1日より新築住宅には取付。
既存住宅には市町村条例により20年6月1日~23年6月1日の設置期間が設けられています。火災警報機には2種類有り
熱を感知して発報するものと、煙を感知して発報するものがあります。台所など火を使い熱や、煙、湯気や湿気の多い場所には熱感知タイプを取り付けます。寝室や階段には火災の初期段階の煙や、CO(一酸化炭素)等のガスを感知する煙感知タイプを取り付けます。

100件当たりの死者発生火災件数の比較では、火報がある場合と、ない場合では、ある場合の被害者数は1/3程度におさえられるそうです。逃げ遅れないために速やかな火災警報機の設置をおすすめします。
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煙感知タイプ 大建工業

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熱感知タイプ 大建工業