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難しい問題

運転士や車掌などへの嫌がらせ、事故後70件…JR西 (読売新聞) - goo ニュース

こんなことしても何もならないのに...。

JR福知山線の脱線事故後、毎日のようにニュースでJRの不祥事が取り上げられています。
事故当初は事故の原因や被害者の状況などを頻繁に伝えていたマスコミも
最近では事故当日、以後のJR職員の常識では考えられない行動(ボーリング、親睦会など)
に対してのバッシングを伝えるようになってきました。
職員のとった行動は、遺族の方の気持ちを考えるととても理解できません。
社会人としてではなく、人として控えるべき行動だとおもいました。

しかし、最近のマスコミの態度もどうなんでしょうか?
JRの社員に対しての厳しい教育に関して、
「あんなにする必要が果たしてあるのでしょうか?」
「あれでは、自殺者が出ても仕方ない仕打ちです。」
「人権を全く無視した旧体質だ。」
「1分、2分の時間の遅れが何だって言うんでしょうか?」
などと、コメンテーターが知識人ぶって意見を述べています。

でも、時間に一番うるさいのは、私たち利用者で、少しでも列車が遅れたら
「なんで、遅れてんねん!こんなんやったら待ち合わせに間に合わへんやんけ!」
と、何度も怒ってことがあります。
あと、5分、10分時間の余裕を持って行動していれば怒ることもないのに。
確かにJRが、安全より時間を優先させたのは間違っていたと思いますが、
私たち利用者も反省しないといけないのでは。
この事故が無かったら、何時までも、わからなかったことだと思います。

また、毎日のように
「今日は○○駅でオーバーランをしていました。」
「JR職員が□□で、宴会をしていた。」とか、マスコミが取り上げます。
JRの社長などが、その度にお詫びの記者会見をしていると
罵声とも取れる怒りの言葉が飛び交います。
遺族の気持ちを考えるとこのぐらいの厳しい気持ちは当たり前という
意見も理解できるんですが、

マスコミ自体が正義の味方で、国民、遺族の意見を代弁し、
悪役であるJRを懲らしめてやっている!


と、いうふうにしか見えません。

いままで何度も見てきた光景で、最初は中立で正しい情報を伝えようと
しているマスコミが、自分たちの正義を貫くために100%言い訳の出来ない
相手に対して攻撃する。マスコミにはそんな権利があるんでしょうか?
ニュースでこういった場面を見ると、しっかり見ないといけないと思う反面、
チャンネルをかえたくなる時があります。

何時までも、人のあらを探すよりも、これからどうしていくかということに
そろそろ目を向けていかないといけない時期に来ていると思うんですが。
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