Ham's Gallery 制作日記

マリンワイルドライフアーティスト浜中せつおのアトリエ便りです。たまには取材と称し、釣行記も載せたりします。

アメリカの旅:AFC美術展(その3)

2008年10月12日 00時49分35秒 | アメリカ(AFC美術展の旅)
27日の表彰式では、ネイチャーアート界の重鎮でAFC会員でもあるロバート・ベイトマン氏に、サイモン・コームス記念賞の贈呈が行われた。サイモン・コームス氏とはやはりAFC会員のイギリス人で、アフリカのケニヤに住み野生動物を描きながら野生動物保護活動に打ち込んでいたが、04年に不慮の事故で64年の生涯を閉じた画家だ。記念賞はその功績を後世に伝えるとともに、自然保護に貢献した芸術家をたたえるために設けられた。この日はネクタイ着用。着飾った女性も多い。ディナーパーティでは展示室中一杯にテーブルが並び、作品に囲まれながらのフルコース。白ワインも赤ワインも美味かった。


   表彰を受け、記念講演をするロバート・ベイトマン氏

28日のパブリック・オープニングはカクテルパーティ形式で、日曜ということもあり多くのファンやコレクターがやってきた。すでに金融危機が始まっていて、その影響がこの美術展にも出始めているとのことだったが、有名作家の作品にはこの日までに売約済みとなったものもいくつかあった。


   展示の中心にはベイトマン氏の作品が飾られた

美術展に並ぶ作品は日本のネイチャーアート展とは比べようもないほど水準が高い。そしてあらためて欧米ではネイチャーアートが美術の一分野として定着していることを実感した。この美術展に参加できたことは、有意義で勉強になっただけでなく、ものすごい刺激となった。



   展示室は四室。厩の面影は無い

さて、午後5時にパブリック・オープニングを終え、すべてのイベントが無事終了した。僕とパートナー、そして同展に入選したもう一人の日本人アーティスト、小林絵里子さんの三人は親しくなったアーティスト仲間に別れを告げ、レンタカーで会場を離れた。目的地は自然に囲まれた湖畔の山荘だ。
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