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フランク永井あれこれ

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フランク永井プレミアム・セレクションの解説文の魅力

2024-04-16 10:55:11 | 日記
 

 3月フランク永井の誕生月に開かれた「第12回フランク永井歌コンクール」の直前に発売されたCD-BOX「フランク永井プレミアム・セレクション」についてです。
 手にして以来毎日のように耳を傾けています。やはりいいですね。彼の声質、歌唱、どれをとってもつくづくそのすばらしさに、毎度ながら感心します。聴き飽きるようなことはありません。
 聴きながら添付の解説書をじっくり読ませてもらっています。これは企画制作にあたった工藤薫美氏の手によるものです。disc6枚について、曲ごとにていないな解説をしています。そこでのエピソードは大変広く、深く、フランク永井の当時の位置付け、人気ぶりがしっかり読者に伝わります。
 同時に背後の制作陣、特に作詞、作曲、編曲、そして最後までフランク永井の親友で演奏で支えたフランクス・セブン(ナイン)の存在を敬意とともに紹介しています。
 この解説によって、収録された一つ一つの曲を改めて聴いてみようというに気にさせられます。CD(とCDBOX)では一時期どこも流行のように「解説」がなくなったり、ほんのわずかであったことがありますが、ビクターでは健在であることがうれしいです。ファンにとってこの解説はどれほど重要かを理解されている証明です。
 Disc1は「哀愁ギター」で始まります。
 この「哀愁」というのは流行歌では当時欠かせないというか、大変多く使われた用語でした。フランク永井は「夜霧の…」ということばを我が物ように多く歌いヒットさせました。「夜霧の第二国道」の大ヒットからです。
 「哀愁」については、Trac8で「哀愁の海」も採用されています。ちなみに「哀愁の熱海駅」「哀愁のカルデラ湖」「哀愁のトロイカ」と歌っています。
 アルバムでは「哀愁の吉田メロディーを唄う」「男のムード歌謡哀愁」「都会の哀愁を唄う」があります。また他の歌手の曲としては平尾昌晃「哀愁のバイパス道路」(「霧子のタンゴ」のB面)、山田真二「哀愁の町に霧が降る」、松尾和子「東京哀愁」「哀愁の一夜」、宇都美清「哀愁のモンゴール」、生田悦子「花の哀愁」、山本富士子「哀愁の橋」あたりはビクターからの関連曲。低音の三船浩は「サワ―クラスの哀愁」といったとろこが想起されます。
 何年かぶりに発売された「フランク永井プレミアム・セレクション」は、聴きたいという欲求をさそう作品です。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訪れやすいページ (小野寺京子)
2024-04-20 20:48:10
とても見やすいページですね。
フランクさんの事がすごく解りやすく書かれていますし、映像もきれいで好感が持てます。今回のCDは本当に聴きごたえがありますね。私のお気に入りCDとなりました。
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ありがとうございます (yahagi)
2024-04-23 09:21:27
小野寺さん ありがとうございます。
このサイト、コメントを表示するのが分かりにくいですね、
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