日常~社会人編~

いつの間にか大人に。
その時思ったことを綴る。言葉にする。

羅小黒戦記-感想-

2020-12-12 17:51:19 | 映画
今回は先日見てきた「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)」の感想をすこしばかり書かせていただこうとおもいます。

感想を書くのはぜひおすすめしたいなと思ったからなんですよね…
好きになったからこそその良さを書きそれを読んだ方が、作品にふれてくれればなぁという感じです(笑)

是非見てほしい!とは思いますが好みってのがありますからね。
この感想を読んで面白そう」って思った方はぜひ見てほしいなと思います。

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話の内容は↓YouTubeなどでMVがアップされているので見てもらえればなと思います(笑)
https://youtu.be/W2BSI2kul3Q



先にお話しするこの作品は日本でつくられた作品ではありません。
制作は中国のアニメ会社になります。

私は中国が…?と思いました(笑)
最近人気の『鬼滅の刃』や京都アニメーションの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の映像がすごく好評なのは
キャラクターたちの動き。1シーン1シーンのの表現力の豊かさ。乱れることのない綺麗な作画。すべてにおいて日本が誇るべき技術です。

そんなアニメーションを身近に見てきた日本人からすれば、真似の多い中国の作品にはあまり目を向けないでしょう(笑)

けどそんな中国の作品が日本人の目に留まり、素晴らしい作品だと思わせ、吹き替えを行い。
こうやって日本で放映されたことには意味があると思います。


見に行ってすごく納得しました。これは、見るべきだと。



いろんな作品に触れてきたからこそ、アニメや漫画には何か作者様たちが伝えたいものが詰まっていると思って私は見ることが多いです。

日本で人気のワンピースやNARUTO、ポケモン、ドラえもんなどその作品の中には私たちに伝えたい、深く刺さる言葉やシーンがあります。

けど、そういう作品ってストリーの中の中心にある目的って結構単純なんですよね(笑)
子供のころ抱くような誰でも口に出しそうな主人公たちの夢や目標。


この「羅小黒戦記」も一緒でした。
主人公のシャオヘイ(妖精)は人間たちに故郷を追いやられて新しいおうちを探していた。それだけなんですよね。
だからこそ感情移入しやすくて、誰でも世界に入り込める作品だと思います。


けどその簡単な目標の中に、人間による環境破壊・動物や植物生きているものへの感謝・怒りと憎しみにどう向き合うかとか…
私たちがリアルに経験していることも作中に色々出てくるので、見ているこっちも考えさせられる部分が多くありました。

だからこそ面白いほど引き込まれる作品なんだと思います。


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作中にはシャオヘイはたくさんの人と出会います。

その中で誰が悪くて、なにが善くて。なにをしちゃいけないのか。
人間は嫌いなシャオヘイ。けど優しく接してくれたり、食べ物を分けてくれたり。
悪い人間ばかりじゃないことを知っていきます。

本当に子どもの成長を見守っているようなそんな感覚。


作中では、人間のムゲンというキャラクターに分け合って拾われ、様々な『力』について教わっていきます。

ムゲンは作中にもシャオヘイに言います。
その力を悪いことには使わないでくれ。何が悪でなにが善か考えてくれ。と。


現代でもこれは言えることだと思います。

・力を持っていれば偉い。だから他人を見下しその力でねじ伏せていいのか?
・何がダメで何がいいのか。皆がしているからいいのか。自分で考えるべきではないのか?

これは私たちに対する質問でもあるのかなぁと感じました。



ストーリーの終盤ではシャオヘイに優しく接してくれた妖精のフーシーと、自分に力を教えてくれたムゲンが対立することになります。

フーシーはストーリー序盤に人間に追いやられるシャオヘイを救い、人間のいない静かな家を与えてくれました。
ムゲンはフーシーと争いシャオヘイの家を奪ってしまいましたが、シャオヘイに技を教え家を与えることを約束し共に旅をしました。


シャオヘイにとって二人とも恩人であり、大好きな二人でした。
けど、二人が争い目指す世界が違う時、シャオヘイはどう答えを出すのか。

見ているこっちまで苦しくなるようなそんなストーリーです。



感情移入してしまうからこそ、シャオヘイが悩んでいることがしんどくてけどこれは間違ってる!と
シャオヘイが行動に言葉に出した時本当によく頑張ったね。と言ってあげたくなります(笑)


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(うまく感想になっているのか…熱を込めて書きすぎているかもしれません…(笑))

本当によくある話といえば話かもしれませんが、だからこそ入り込みやすくて見やすい映画だと思います。

映像に関しても、日本のアニメーションではない新鮮な動きが多く感じました。
格闘技?カンフーのような動きが多く、それに合わせて火や氷などの魔法の表現がマッチして圧巻のアクションシーンでした。

そしてシャオヘイの猫の姿の時の機敏な動きがかわいいのにかっこいい!忍者のような動きにプラスして
360度カメラで見ているような立体的なカメラアングルに驚きました。

3D映画ではないのに目の前に飛び出してくるようなそんな感じ(笑)

日本のアニメーションがすごいというのはわかっていますが。
この作品も引けを取らない映像美でした…


ストーリー映像共に本当に素晴らしいものです。
シリアルだけじゃなくてくすくすっと笑えるシーンもあり最後まで本当に笑いあり涙ありの素晴らしい作品だと思います!


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