今日たまたまリビングでお茶を入れようと思って、
お湯の沸く間テレビをつけました。
最近SNSから情報を得ることも多くなっていたのでテレビを見ることは少なくなっていたのですが、
たまたまその時やっていた。
NHKの「その後を生きる」という番組を見入ってしまいました。
12月20日に放送されたのは性被害にあった方のその後のお話でした。
私は、今まで生きてきて男性に無理やりというのはされたことはありませんが、
アルバイトをしているときに必要以上にひっついてこられたり。
帰りが遅くなって送ってあげると言われて気づけばラブホテルの前ということはありました。
ただその人は良心が少しでもあったのでしょう。
何事もなくその後家に返してくれました。
ただ、このことは両親にも相談できずにいました。
両親はきっと怒ってくれたでしょう。
ただ、公に出た時相手の家族は、自分の今後は…というか私のせいだとか言われるのではないか…など考えると何も言えませんでした。
同じだというのはおこがましいかもしれませんが、そんな声をあげてこれなかった方が今Twitterなどで声をあげているようです。
『#性被害者のその後』というハッシュタグがTwitterではついているようです。
番組を見ている最中涙が止まりませんでした。
働きたい。けど怖くて辛くて、自分がしたいこともできなくて。
それなのに加害者は前に進み普通に生活を送っている。
それが悔しくて悔しくて仕方がない。
国会議員で女はいくらでも嘘をつける。と言った方がいました。
私はその言葉を聞いた時、そんな考えのやつもいるんだな…としか感じませんでした。
けど性被害者の方達の立場に聞いて聞くと。
どれだけ腹の立つ言葉か。
この苦しみが嘘だと言うのか。
誰にも話せないことを勇気を出して嘘までついて喋ろうと思うか?
お金も苦しくて、けど体がいうことを聞かなくて働けないこの現実が。
嘘だというのか。
そんな気持ちになりました。
当事者でもない私が偉そうに話すのもあれかなと思いますし
もしかしたら性被害にあった方々の声とはちょっと違う声になってるかもしれませんが。
最近では「マスゴミ」などという言葉が出てくるほど、マスメディアを非難するかたが多くなってきていますが。
決してこの方達を写しているカメラマンさんやインタビューしてる方は嘘を報道しているわけでも
過剰に報道しているわけでもない。
ありのまま苦しんで、けど自分らしく生きようと努力している方達を写してくれていました。
きっと写っていない部分でもっともっと苦しんでいると思います。
力になれることはなんだろう…そう思いながら番組を最後まで見てテレビを消しました。
色んなことで苦しんでいる方が多いこの世界で。
一人一人が助け合うにはどうすればいいのか…一人一人が考えるべき問題ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます