ー19才で燃え尽きた命。実在したフランスの若き救世主ジャンヌ・ダルクの知られざる真実とはー。
約600年前。長きにわたるイングランドとの戦争(百年戦争)に疲弊したフランスに颯爽と登場し目覚ましい活躍を遂げたあと、わずか2年で火刑によりその命を散らした少女ジャンヌ・ダルク。彼女が時代と政治に翻弄されながらも自分の信じる道を突き進んで行く姿を「生」に焦点を当てて描いている作品でした。
脚本が劇団☆新感線の中島かずきさん、そして上演前に「客席通路演出有り」というアナウンスが流れた時点でかなり期待大!!
1幕は客席通路を使用した演出が満載で、舞台と客席の境界無く100名の英仏両軍の戦士たちが刀を振り上げ声をあげて戦う殺陣シーンが多かったので、劇場全体が戦場と化し自分も実際にその時代のその場にいるようだった。特にセンターゾーンの座席は前後左右をぐるっと戦士たちに囲まれるシーンもありかなり臨場感があったのではないかと思う(残念ながら私はセンターゾーンではなかったけど・)。2幕はジャンヌ・ダルクが宗教裁判に掛けられて火刑に至るまでが淡々と静かに描かれ、美しいラストシーンへと繋がっていた。
今回が初舞台というかやちゃんは、キャストの中で一番小さくてかわいいのに、美しく神々しく、そして儚さも合わせ持った聖女を熱演。堂々とした演技だったし、セリフも声のトーンも聞き取りやすかったので、今後はマイク無しの生声での舞台を見てみたいと思った。
ジャンヌ・ダルクを守る傭兵役を芸人:我が家の坪倉さんが演じていたのだけど、なかなか良かったです♪最近の芸人さんは多才だね~。
せっかく大人数の殺陣シーンなのにちょっとリアリティーが足りない気がしたのは、たぶん金属製の刀を使用していないために刀同士がぶつかった時の音が無かったせい。金属製の重い刀を使用したほうが殺陣の迫力は増すんだけど、演じる役者さんの体力が必要になるのでね・・・
感動とか涙とかを感じる暇もなく、とにかくひたすら圧倒された3時間の舞台で、間違いなく私が今年観たエンタメの中でBest3に入る作品でした♪
◇キャスト◇
ジャンヌ・ダルク:清原果耶、シャルル7世:小関裕太、コーション司教:榎木孝明、ヨランド・ダラゴン:りょう、ラ・トレムイユ卿:神保悟志、ベッドフォード公:岡田浩暉
ジャンヌ・ダルク:清原果耶、シャルル7世:小関裕太、コーション司教:榎木孝明、ヨランド・ダラゴン:りょう、ラ・トレムイユ卿:神保悟志、ベッドフォード公:岡田浩暉
e+貸切公演だったのでカテコでキャストの誰かから挨拶があるかな~?と期待していたのだけど、かやちゃんからホントにたった一言だけ(汗)。でも、特典のクリアファイルを頂きました~
◆観劇記録◆
東京建物ブリリアホール
S席 1階 M列 36番
<イープラス貸切公演先行抽選。通常価格¥13500→e+貸切特別価格¥9800)
東京建物ブリリアホール
S席 1階 M列 36番
<イープラス貸切公演先行抽選。通常価格¥13500→e+貸切特別価格¥9800)
何度か来ている劇場で我が家からアクセスがとても良いのだが、ホワイエが狭くてベンチやソファーが無い&トイレが少ないのが難点
座席は上手側の10列目くらいだったけど、舞台奥のほうから客席まで広く使った演出だったので、静かなシーンで役者さんの表情を見る時以外はオペラグラス不要だった。
楽しそうな舞台だったね♪
ジャンヌダルクって何をしてどんな風に亡くなったとか
すっかり忘れてしまっていたけど観劇っていろんな歴史
とかも分かったりしていいね!
ちょっと思い出したもの。^^
2幕は見るの辛いだろうなと思ったけど大丈夫だった?
あれを日本で舞台作品にするとどうなるんだろう?と思っていたんだけど、、、
もちろん最終的には悲劇なんだけど、1幕の戦闘シーンに圧倒され、ラストの火刑シーンは美しく演出されていたので「辛い」という感覚にはならなかったよ。
印象に残る素晴らしい作品だった!
いつの間にか忘れていたようです(^^;
ホンっとに忘れていたのか、詳細が分かって、まっ、観なくていいか、と思ったのか…、その辺の記憶すらありませんが(^^; 今年ベスト3に入る作品だったんですね~。再演があったら、その時は逃さず観てみようかな。
それに、この作品はストレートプレイだから、あっちゃんの中では優先度は低かったのかな~?という気がします^_^;
6年ぶり3回目の再演だったようなので、またいつか再演あるかもしれません(^_-)-☆