fu-koの小窓

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『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~』

2024-06-22 | Entertainment

1920年代のパリ・モンパルナスの街角に生きる一人の画家と彼が出会った人々の物語。
ピカソと同時代に実在したイタリア生まれのユダヤ人画家・モディリアーニの生涯に着想を得て作られた新作ミュージカル。

舞台上の下手側でピアノ、バイオリン、チェロの3人の生演奏。キャストはたった8人、大きな舞台装置や煌びやかな衣装や照明もないけど、シンプルな演出が逆に当時のモンパルナスの雰囲気を想像させました。

“稀代の美男芸術家”モディリアーニと、彼の才能に惚れ込み詩人から画商へと転身し支え続けたズボロフスキー。二人を巡る友情、裏切り、愛、戦争、そして芸術にかける執念とプライドの濃い内容のストーリーはミュージカルというより彼の伝記を一気に読んだような余韻。

ミステリアスでピュア、35才と短命だったモディリアーニ役は浦井さんにピッタリ。男女問わずその才能に惚れ込んでしまうモテ男を熱演(あいかわらずカッコイイ!)。
画商役の稲葉さんは初ミュージカルということで全力投球。自分の死期を悟ったモディリアーニから「自分が死んだあと、絵の価値が充分高まった時に全て売って残された妻と子供に渡して欲しい」と言われ、「いや、君が生きているうちに高額で売ってみせる!」と熱唱するシーンには涙しました。
こんな素敵なミュージカルがたった8日間11公演だけなんてホントにもったいない!再演を期待したいです。

そして、首の長い虚ろな目をした特徴的な作品は何処かの美術館で彼の作品とは知らずに見たことがある気がするけど、彼の人生を知った今、改めて実際の作品を見てみたいと思いました。

「モンパルナスの奇跡」ダイジェスト → 【YouTube(plus a)】

◇キャスト◇
アメデオ・モディリアーニ:浦井健治、レオポルト・ズボロフスキー:稲葉友、ジャンヌ・エビュテルヌ:宮澤佐江、ルニア・チェホフスカ:秋本奈緒美

 

 

◆観劇記録◆
よみうり大手町ホール
20列 11番

こんなに都内で観劇しているのに(笑)初めての劇場でした!
2階フロアはソファーいっぱい&自販機あり、3階が入場口とグッズ売り場、そして劇場前方席の入口、4階が劇場後方席の入口。開演前の3階トイレは混雑していたけど4階はガラガラだった。座席は背もたれ高め、クッションも良かったけど、足元が狭かった。
最後列の1列前だったけどほぼセンターだったし、演劇に最適な中劇場サイズ(500席)なのでそれほど遠い感じはしなかった(推しの表情を見るにはオペラグラス必須ですケド・笑)。公演回数から考えてファンクラブ会員じゃないのに当選しただけでも幸運だったと思う

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