作・演出を劇作家の野田秀樹さんが務める舞台。
イギリスが誇る世界的ロック・バンド QUEENが1975年に発表したアルバム『A Night At The Opera』。「このアルバムが持つ演劇性をヒデキの手によって本当の“演劇”として広げられないか?」、とQUEEN側のスタッフから持ち込まれたオファーが、かねてから野田秀樹の頭にあったシェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」の「その後の物語」という着想に結びつき2019年に生まれた舞台。
2019年の初演はチケットが全く取れなくて断念。今回はクレジットカード会社枠でなんとかGETしたけど、あいかわらずNODA MAPの舞台はチケット入手が困難
今回の再演ではなんと!9月はロンドン公演、10月は台北公演へと遠征するそうです。
「ロミオとジュリエット」の世界観を源氏と平家の戦いの時代に置き換え、2組のロミオとジュリエット(上川さん&松さん、志尊くん&すずちゃん)が登場する戯曲になっていました。
“実は二人は別々の場所で生きていて、30年越しのロミオからのラブレターがジュリエットの元に届き、あの恋に堕ちた5日間を回想する“というストーリー。
“実は二人は別々の場所で生きていて、30年越しのロミオからのラブレターがジュリエットの元に届き、あの恋に堕ちた5日間を回想する“というストーリー。
上川さんと松さんはいつもどおり安定&信頼のある素晴らしい演技だったけど、今回が初見だった淳くんとすずちゃんの、役が憑依したかのような迫真の演技に圧倒された。二人とも素晴らしい役者さん。今後の活躍が益々楽しみ。
橋本さんと竹中さんはこまかい笑いを散りばめた余裕のある演技で面白かった♪
セットはいたってシンプル。白黒の回転扉の付いた大きな白い箱で舞台を囲ってあるだけ。箱には壁に足場が付いていてキャストは壁を登ったり降りたりと躍動感あり。真っ白な大きな布や紙を使ったり、カラフルでポップな風船を使ったり、衣装や小物や照明でモノトーンとカラフルを使い分ける演出が絶妙に美しく、そして、演劇らしいマイク無しの生声での流れるような長セリフも圧巻だった。
見応えのある素晴らしい作品。再演があったら絶対にまた観に行きたい!!
NODA・MAP第25回公演『Q』:A Night At The Kabuki SPOT映像 → YouTube
◇キャスト◇
瑯壬生(ろうみお):上川隆也、愁里愛(じゅりえ):松たか子、源の愁里愛:広瀬すず、平の瑯壬生:志尊淳、源頼朝etc.:橋本さとし、平清盛etc.:竹中直人、源の乳母:野田秀樹
◆観劇記録◆
東京芸術劇場プレイハウス
S席 1階 N列 23番
<クレジットカード会社枠先着販売>
東京芸術劇場プレイハウス
S席 1階 N列 23番
<クレジットカード会社枠先着販売>
上手側やや後方だったのでオペラグラス持参したけど、俳優さんの表情をアップで見たい時だけ使用したけど、その他はほとんど不要な距離だった。建物も劇場も座席も新しいので居心地の良い劇場。
おまけ
ソワレ観劇だったので駅周辺で軽ーく何か食べてから劇場に行こうと思っていたのにギリギリになってしまい、劇場の入っている建物1階におむすびのテイクアウト店「吾ん太」を発見。「Aセット560円(おむすび1個+お惣菜2種類+味噌汁)」。おむすびも惣菜もいろいろあったけど、目の前で店員さんがじーっと待っていて落ち着いて吟味できず(汗)。おむすびの具はてっぺんだけでなく中にもたーっぷり入っていたし、味噌汁があおさ味噌汁だったのもGood。満腹になって寝ちゃうと困るので観劇前の食事はこのくらいで充分(^^)v
野田秀樹さんのもやっぱり人気なんだね。キャストも良いし再演あったらまた行きたいっていうの分かる気がする。Youtube、続けて松さんとすずちゃんのインタビューも見たけどどんどん見たくなっちゃう。^^
Aセット560円の美味しそうさったら!こっちだとハンバーガー1個も買えないんて。( ;∀;)
今回の舞台はQUEENSのアルバム曲をそのまま使用しているものの、ストーリーとか演出とかにはまーったく関係なかったけど(笑)、演劇作品としてはとっても良かった!
リンクしてあるYouTubeも見てくれたのね。インタビュー見るとさらに興味ひくよね(^_-)
ロンドンと台北の公演があるくらいだから、そのうち豪でも日本の舞台を観るチャンスが増えるといいね♪
観劇前の腹ごしらえ。きっとそっちではこの値段だとドリンクメニューすら買えなそうだよねー(^_^;)