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弘明寺(737) Gumyo-ji

 弘明寺は、インドから来日した帰化僧、善無畏師により養老5年721年に開創。その後、天平9年737年に当地を訪れた行基上人(668-749)が当山の霊域を感得して十一面観音像を彫刻安置したものが、現在に伝わる(重要文化財)。これは典型的な鉈彫り像であり古様。観音像が安置されている観音堂は1765年の再建であるが、床板には古い材木がみられる。このほか弘法大師(774-835)作とされる男女の和合の姿をした秘仏、歓喜天が伝わるなど当山の習俗には興味深い点がある。当地が鎌倉の鬼門にあたることから、源頼朝(1147-1199)により源家累代の祈願寺と定められて賑わうようになった。山門にある金剛力士像は仏師運慶(12世紀半ば-1224)が製作したものとされる。その後は北条早雲(1456-1519)によっても保護され、さらに江戸時代にもご朱印状を与えられ寺領を安堵されている。明治に入り、廃仏毀釈の波のなかで住職不在の時期を経験するするも、明治34年に住職を得て再興。横浜市で最も開創の古い寺とされる。交通 京急線弘明寺駅より徒歩2分。
場所:神奈川県横浜市南区。
弘明寺の十一面観音像(せきどよしお)
東京の名所・史跡
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