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中禅寺立木観音(平安期)

勝道上人(745-817)が日光に輪王寺を開いたとされるのは766年。その後、上人は786年に二荒山(男体山)2486mの登頂に成功する。その上人が立木に千手観音を手刻したのは784年とされる。像はこの伝説に沿って十分古様に私には見えるが、専門家は平安後期の造形の疑いを指摘している。なお日本における千手観音信仰は8世紀半ばには認められるので、仮に8世紀後半に彫刻があっても不思議ではない。また平安後期としても平安期以前の5Mを超える巨大彫刻であり、日光が平安期に信仰の対象であったことを裏付ける。1902年9月28日-29日の山津波で中禅寺湖に流され湖底に沈んだものの、3日後、奇跡的に湖上に浮かび上った霊験新たな逸話もよく知られる。交通 東武日光駅より中善寺温泉までバス45分。さらに徒歩20分。栃木県日光市。

日光立木観音 

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