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深大寺迦如来倚像(白鴎期)

帰化僧、満功上人により733年開創。東京都内では浅草寺(せんそうじ)についで創建の古い寺。創建当初は法相宗でのちに天台宗。平安時代に入り、武蔵野国国司蔵宗の乱に際して叡山の高僧恵亮がここに道場を開き降伏を折伏した功により深大寺を賜ってより天台宗。以後、密教道場の場となる。明治時代に入り天平時代(平城京、藤原京の時期を指す)より前の本尊と思われる白鳳仏が発見された。この仏像は現在は寺の中で公開。銅造釈迦如来倚像(重要文化財であったが2016年に国宝に指定替え。鋳造は733年より前で東日本で寺院所有の国宝仏として最古。)。残存する古い建築物には山門(1695年建立)のほかは江戸末期の常香楼(1833)。大師堂(1865)など。他には鎌倉前期の阿弥陀如来像、鎌倉末期の慈恵(元三)大師像。梵鐘には1376年にあたる刻印。それだけに明治に入ってからの白鳳仏の発見の意義は大きい(この仏像は1909年10月9日 大師堂の壇下から偶然発見されたが、江戸期前の古文書には伝来を示す記載がなく謎が多い。そもそも仏像の制作年代が寺の開創前にさかのぼることになる。しかし仏像の発見でこの地の開創が古いことは証明された)。深大寺の名称に鬱蒼とした林の奥の本山を思い、在地の調布にこの地が古い布の産地であることを見る。江戸期には新宿から高井戸に続く布田五宿と呼ばれる宿場町。交通 京王線調布・つつじが丘よりバスで10分。東京都調布市深大寺本町。

JINDAIJI (English)

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