1954年に梅田 - 三宮間をノンストップ25分で走行する、梅田 - 元町間の特急用2扉クロスシート車両として製造された、阪神電鉄初の高性能車両が3011形である。その後の輸送事情の変化に合わせて編成の組み替えをへたのち、ロングシート化・3扉化改造され、3561・3061形となった。3011形登場前は、梅田-三宮間を36分で走行していた優等列車は、国鉄・阪急より10分程度も遅い列車で競争力がなかったものを、この電車の投入によって肩を並べるまでになった。登場時は、3両編成で正面2枚窓の湘南形をしていたが、高度成長期をあいまって、4両編成→5両編成へと編成の組み替えが行われるにれ、先頭車が非貫通では不便なため、貫通型に改められ登場時の面影は消えた。1990年惜しまれつつ、全車姿を消した。
模型は、鉄道コレクション
3011形
3012形
3013形
2016.08.30 N-0126
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