これは軍艦島のすぐ近くにある
高島 (たかしま) です。
軍艦島より古い炭坑の島。
やはり世界遺産です。
軍艦島の北には池島 (いけしま) ・・・
この島の炭坑は
21世紀まで操業を続けていました。
『炭鉱夫』 という言葉がありますが、
明治時代には夫婦で働く姿が
よく見られたそうです。
炭坑は 『ヤマ』 と呼ばれ、
そこは金が稼げる場所でした。
過酷な労働と引き換えに、
炭坑員もその家族も、
( 端島小中学校 )
諦めていた
豊かな暮らしを手に入れました。
その様相が最も顕著に現れたのが
軍艦島だったと思います。
海の底深く眠る石炭は国の糧でした。
ここは、命をかければ夢が叶った場所。
戦中戦後の困窮の時代にも、
ここにはモノが充分にありました。
島をあげて五穀豊穣を祝うことも。
単身者のためでしょうか ・・・
遊郭も用意されていました。
(昭和32年まで)
子どもたちは、
島の宝物。
うわさは
半日で隅々にまで広がったという ・・・
そんな人間臭い島が
消えていこうとしています。
JFK-World