青空の時の北京は美しい街です。
しかし、近年、いわゆる 「PM 2.5 」 の影響で、
大気汚染が進み、
よどんだ空気の日が多くなりました。
(北京の繁華街 王府井 ワン プーチン )
1990年代にも 「PM 2.5 」 はあったそうですが、
当時北京でよく聞いたのは、
中国の国会 = 『全国人民代表大会 』 が
始まる頃から (毎年3月 ) 空気が濁ってくる、
という話でした。
これは 「黄砂 」 の影響で、いわば自然現象です。
しかし、近年の 「PM 2.5 」 は季節に関係なく発生し、
(冬は発生頻度が高くなる )
その 『よどみ 』 は黄砂の比ではありません。
空に汚染物質の広がっていく様子が見えることもあります。
巨大な都市だけに、
果てしなくこの状態が続いている、
と考えるとちょっと不気味です。
(中国の名門大学 精華大学のキャンパス )
しかし、少しはいいこともあります。
撮影では、
ディフュージョンやフォグといったフィルターを使い、
意図的に霧がかかったような効果を狙うことがあります。
濁った空気に包まれた北京は、
このフィルターがかかった世界です。
(世界遺産 頤和園 いわえん )
ま、百歩譲って ・・・
jfk-world