ワイナピチュの山頂から見下ろすと、
マチュピチュ遺跡の最終形が想像できます。
頂上が近づいてくると、
ワイナピチュの急な傾斜地に段々畑が見えてきます。
ここにも人が暮らしていたことが窺えます。
神殿? 農作物の貯蔵庫?
どんな目的であったかは不明ですが、
石積みの建物跡も残っています。
何故こんなところに ・・
誰もが抱く素朴な疑問です。
ワイナピチュの山頂 ・・ いちばん高いところ ・・
そこには大きな岩があります。
眼下にマチュピチュ遺跡が広がります。
マチュピチュ遺跡が未完成であることはほぼ確かです。
(12月3日のブログ参照 )
では、建設者 (パチャクテク ) が意図した
マチュピチュ遺跡の最終形はどんな姿だったのか ・・
ワイナピチュの山頂から見下ろす光景に
その答えがあるような気がしました。
インカ帝国がピューマをかたどりクスコを築いたのと同様に、
(9月23日のブログ参照 )
パチャクテクはマチュピチュ遺跡において、
何か動物のかたちを表現しようとしたのではないでしょうか ・・
その動物はコンドル ・・ 天界の使者 ・・
山の高みから天空へといまにも飛び立とうとしている
コンドルの姿では ・・
(12月10日のブログ参照 )
苦労をすればご褒美があるというのは、
世界中に共通した信条であり教義です。
インカ道をたどってきた果てにあるマチュピチュ遺跡の絶景 ・・
(12月1日、2日、3日のブログ参照 )
さらに険しいワイナピチュを登りきって目にするのは、
天に羽ばたくコンドルの姿 ・・
それは、巡礼者を圧倒するすばらしい演出になったでしょう。
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