JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

ボロブドゥール寺院の余韻

2010年02月08日 | アジア

8世紀から9世紀にかけて、
シャイレンドラ王国が築いたボロブドゥール寺院 ・・

「シャイレンドラ」 とは、
サンスクリット語で 「山から来た王」 を意味するそうです。



9世紀の半ば、
シャイレンドラ王国は、忽然と歴史の舞台から消え去ります。
その後、この地域は一挙にヒンズー教化していきます。
ボロブドゥール寺院もまた忘れ去られた存在となります。





それからおよそ1000年という長い年月、
周りをムラピ火山など多くの火山に囲まれたボロブドゥール寺院は、
火山灰の中に埋没します。

しかし、不思議な記録が残っています。
1814年にボロブドゥール寺院が発見され、( 2月 1日のブログ参照 )
その後寺院を覆っていた土質を調査したところ、
寺院の土台に使われていた土と同時代のものであることが
判明しました。
つまり、ボロブドゥール寺院は、完成から程なく、
意図的に土で埋められたということになります。

大きな謎に包まれた巨大な建造物 「ボロブドゥール寺院」 ・・
大きな余韻が残りました。





ボロブドゥール寺院のあるジャワ島中部 ケドゥ盆地は、
とても穏やかなところです。





心に残る風景のひとつに刻み込まれています。

次回からは、神々の島 = バリ島の話です。

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