フィジーやタヒチ、さらにはハワイでも ・・
広く南太平洋の島々で使われていた 「タパ 」 ・・
(9月 16日のブログ参照 )
他の島々では廃れてしまった 「タパ 」 ですが、
トンガでは、いまでも日常的に使われています。
そのカタチやデザインは、実に多様です。
注:訪船されたピロレブ王女は
見るからに豪華なタパを身に着けていた
(9月 11日のブログ参照 )
強い陽射しや、身を切るような寒さ ・・
また害虫などから身を守るために、
木の皮や動物の毛皮を身にまとうことから生まれた 『衣類 』 は、
やがて、地位や身分を表わす役割を果たすようになりました。
『衣類 』 から 『衣装 』 への変遷です。
注:写真は、想像のラピタ人
フィジー博物館所蔵
「タパ 」 もまた、
身を隠すものとして始まったことは想像に難くありません。
時を経て、それが象徴的な意味を持つものへと変遷したのでしょう。
ヌクアロファにある 「タパ 」 の店 ・・
様々な 「タパ 」 が並んでいます。
トンガでは、
『TPO 』 に応じて 「タパ 」 が使い分けられます。
また、トンガでは、
身に着ける以外にも 「タパ 」 には重要な意味があります。
手の込んだ 「タパ 」 は嫁入り道具などに必要不可欠なものであり、
それは家宝となり、代々受け継がれていくそうです。
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