京都 東山四条と五条の間にある
『六道珍皇寺 (ろくどうちんのうじ ) 』 ・・・
山門前の松原通は、
東山の麓の葬送地 『鳥辺野 (とりべの ) 』 へと続きます。
『六道 』 とは、仏教の教義でいう
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の
六種の冥界のことです。
人は因果応報により、
死後この六道を輪廻転生するというのが仏教の教えです。
『六道の辻 』 とは、このあたりが
この世とあの世の境界であることを意味します。
(7月25日のブログ参照 )
門前には 『小野篁旧跡 』 の石碑 ・・・
また、境内にも
小野篁 (おののたかむら ) との縁が示されています。
六道珍皇寺の境内には、
小野篁が夜毎冥界に通うために使ったと
言い伝えられる井戸が残っています。
「冥土通いの井戸 (めいどがよいのいど ) 」
井戸傍の敷石には、
小野篁の足の跡といわれる窪みが見受けられます。
また、2011年、
小野篁が冥界からの帰途に使ったとされる
井戸が見つかりました。
『黄泉がえり之井 (よみがえりのい ) 』
井戸の深さは100メートル以上 ・・・
こんこんと湧き出る浄水は境内を潤しています。
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