JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Glover Garden グラバー園

2015年11月10日 | 国内旅

長崎のランドマークのひとつ 「Glover Garden グラバー園 」



その中に建つ 『グラバー邸 』 は、
今年 (2015年 ) 世界遺産に登録されました。



このブログでも、
これまでに数多くの世界遺産を紹介してきました。
世界遺産に格差があることも意見として述べました。
(2007年10月23日のブログ参照 )



最近気にかかることですが、
世界遺産は乱発気味ではないか ・・・
という感が否めません。



Thomas Blake Glover
トーマス・ブレーク・グラバー (1838年ー1911年 )
スコットランド生まれ。
1859年に来日、実業家として、
鉄道、造船、さらにはビール造りなど
日本の産業近代化に貢献。
また、武器商人として明治維新の裏側で暗躍した、
ともいわれる人物です。



Glover Tsuru
グラバー・ツル (1851年ー1899年 )
グラバーの妻 ツル は、
有名なオペラ 『Madame Butterfly 蝶々夫人 』
のモデルであるという根強い説があります。



グラバー邸のテラスからは、



目の前に長崎港が広がります。



あまりに船が大きいため、
ゲスト自身は全体像をめったに見ることが出来ない
クイーン メリー 2 のシンボル = 赤いファンネルを、
程よい距離で望むことが出来ました。



じっと遠くを眺めていたオーストラリア人のゲストは、



『坂道と古い建物が素敵ですね。
 この街に住みたくなった。 』
と話していました。



突然私たちに話しかけてきたゲストがいました。
アメリカ人のこの女性は、
『1920年代、私が住んでいるワシントン D.C に
 日本からたくさんの桜の木が贈られました。
 春には満開になり、
 私たちはいまでも美しい季節を満喫しています。
 これは日本のテレビ番組でしょ?
 私は日本の皆さんにお礼が言いたい。
 thank you, thank you 』 ・・・ と。



余談ですが、これは出島に向けて撮った映像です。
電線が、
いかに無粋であるかがおわかりいただけると思います。
(9月3日のブログ参照 )

自論 = 日本の観光地は、電線の地中埋設を推進すべし。

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