長崎のランドマークのひとつ 「Glover Garden グラバー園 」
その中に建つ 『グラバー邸 』 は、
今年 (2015年 ) 世界遺産に登録されました。
このブログでも、
これまでに数多くの世界遺産を紹介してきました。
世界遺産に格差があることも意見として述べました。
(2007年10月23日のブログ参照 )
最近気にかかることですが、
世界遺産は乱発気味ではないか ・・・
という感が否めません。
Thomas Blake Glover
トーマス・ブレーク・グラバー (1838年ー1911年 )
スコットランド生まれ。
1859年に来日、実業家として、
鉄道、造船、さらにはビール造りなど
日本の産業近代化に貢献。
また、武器商人として明治維新の裏側で暗躍した、
ともいわれる人物です。
Glover Tsuru
グラバー・ツル (1851年ー1899年 )
グラバーの妻 ツル は、
有名なオペラ 『Madame Butterfly 蝶々夫人 』
のモデルであるという根強い説があります。
グラバー邸のテラスからは、
目の前に長崎港が広がります。
あまりに船が大きいため、
ゲスト自身は全体像をめったに見ることが出来ない
クイーン メリー 2 のシンボル = 赤いファンネルを、
程よい距離で望むことが出来ました。
じっと遠くを眺めていたオーストラリア人のゲストは、
『坂道と古い建物が素敵ですね。
この街に住みたくなった。 』
と話していました。
突然私たちに話しかけてきたゲストがいました。
アメリカ人のこの女性は、
『1920年代、私が住んでいるワシントン D.C に
日本からたくさんの桜の木が贈られました。
春には満開になり、
私たちはいまでも美しい季節を満喫しています。
これは日本のテレビ番組でしょ?
私は日本の皆さんにお礼が言いたい。
thank you, thank you 』 ・・・ と。
余談ですが、これは出島に向けて撮った映像です。
電線が、
いかに無粋であるかがおわかりいただけると思います。
(9月3日のブログ参照 )
自論 = 日本の観光地は、電線の地中埋設を推進すべし。
jfk-world