「ベルゲン」 の郊外 ・・
フィヨルドの入り江を見下ろす小高い丘 ・・
「Troldhaugen トロルハウゲン」 = 『妖精の丘』 に
佇むグリーグが晩年に暮らした家 ・・
(1月31日のブログ参照 )
グリーグの 『座り跡』 が残る椅子とグランド ピアノ ・・
射し込む柔らかな光は、
北欧の短い夏の間、グリーグを和ませたことでしょう。
壁に飾られた思い出の写真や肖像画 ・・
グリーグにもっとも影響を与えたといわれる
音楽家 = オーレ・ブルのリトグラフも飾られています。
Ole Bull
オーレ・ブル (1810年ー1880年)
やはり 「ベルゲン」 に生まれた音楽家です。
幼少の頃より天才バイオリニストといわれ、
わずか9才で、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の
ソロ バイオリニストと務めたほどです。
オーレ・ブルの弟 (オーレ・ブルは10人兄弟姉妹の最年長) が、
グリーグの叔母と結婚していて、
ブルとグリーグは家族同士の親しい関係にありました。
母からピアノの手ほどきを受けていたグリーグもまた、
幼少の頃より天才の誉れ高き少年でした。
ブルはグリーグの才能を見出し、音楽家への道を定めました。
グリーグが15才の時のことです。
積極的に海外へ出向き、ノルウェーの音楽を広めたブル ・・
そして、深い祖国への敬愛 ・・
それらは、ブルからグリーグへと受け継がれていきました。
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