ヘンリー8世 のバンケットホール ・・・
記録に残る史実では、
1520年 フランス フランソワ1世 との
和平会談に向かうヘンリー8世一行が
リーズ城に立ち寄っています。
この部屋では宴が持たれたことでしょう。
注: フランス カレー で開かれたこの和平会談は
『Field of the Golden Cloth 金襴 (きんらん ) の陣 』
と呼ばれる。
Catherine of Aragon
キャサリン オブ アラゴン (1487年ー1536年 )
ヘンリー8世の最初の王妃 (1509年結婚、1533年離婚 )
彼女は 『金襴の陣 』 に同道しています。
(金襴の陣の様子 ウィキペディアより写真借用 )
ちなみに、1520年6月7日から6月24日にかけて行われた
『金襴の陣 』 は野外饗宴や騎馬競技などが盛り込まれ、
会談というよりは懇親会のような様相を呈していました。
さて、リーズ城のバンケットホールですが、
暖炉の上にはヘンリー8世の肖像画 ・・・
壁に掛かる大きなタペストリーは
16世紀のベルギー製です。
中央には、
英国王室の象徴であるライオンが表現されています。
窓の幅を狭くしたのは
ヘンリー8世の命によるものだそうです。
敵からの攻撃を防ぎながら矢を射やすくするためです。
大胆不敵で豪快な印象のヘンリー8世 ・・・
そんな王の慎重な一面を物語るエピソードだと思います。
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