ワルシャワ歴史地区にたそがれが訪れました。
暮れ始めた空に浮かび上がる王宮 ・・・
(9月19日のブログ参照 )
それぞれの建物の繊細な模様が、
昼間とは違った表情を見せます。
「迷宮 」 に美しい時間が訪れました。
(9月20日のブログ参照 )
「たそがれ 」 は 「黄昏 」 と書きます。
不思議な言葉です。
陽が沈んだ後のほの暗さは人の顔をわかりにくくします。
すれ違った人 ・・・
『誰ぞ、彼は 』 ・・・
これが 「たそがれ 」 の語源であるというのが通説です。
『冬枯れ 』 『立ち枯れ 』 という
なんとも切ない言葉が日本語にはあります。
一日が終わるという儚 (はかな ) さ ・・・
日本人の感性は、そこに万物の宿命である
『枯れ 』 を見たのではないでしょうか ・・・
私は、
「たそがれ 」 の語源は 『枯れ 』 にあるように思います。
英語で 「たそがれ 」 は 『Evening イブニング 』 ・・・
『Even = 偶数 』 に
状態を表す 『ing 』 が付いています。
偶数 = ふたつに割れるもの ・・・
つまり、昼と夜のふたつを分ける時間帯を表す言葉
というのが 『Evening イブニング 』 の
語源といわれています。
英語の論理的な言葉の成り立ち ・・・
感覚的な日本語 ・・・
感性の違いがおもしろいです。
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