JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

シュノンソー城のユニークな構造

2014年07月24日 | ヨーロッパ

シェール川の上に建つシュノンソー城 ・・・



厨房には、



船で運んで来た物資を
引き上げるための工夫が施されています。
(7月23日のブログ参照 )



また、シュノンソー城には、
いくつかの革新的ともいえる
『城のかたち 』 を見ることが出来ます。



女性の感性でつくられた城だからでしょうか ・・・
(7月19日のブログ参照 )


(3階 )
たとえば、城の真ん中を貫く広々とした廊下 ・・・


(1階 )
広い廊下は、攻め入った敵が大勢で移動出来るため、
城の防衛という点で不利です。



また、アーチを描く1階廊下の天井は、
交点をずらすことによって独特の造形美を生み出しています。



そして、直線の階段 ・・・
直線の階段もまた敵に攻め入られた時不利になるため、
それまでの多くの城は螺旋階段を採用しています。
しかも、上る場合は時計回り ・・・
これは、上ってくる右利きの敵を内側に封じ込めるためです。



しかし、
シュノンソー城の螺旋階段部分は反時計回りになっています。



これでは
敵の右手 (多くの場合利き手 ) が自由になってしまいます。



シュノンソー城は、城というよりはむしろ宮殿です。

jfk-world






































コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 厨房 | トップ | 城を取り囲む木立の中の庭園 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ヨーロッパ」カテゴリの最新記事