プラハの新市街と呼ばれる地区には、
まるで建築物の博覧会のように、実に多様な建築物が見られます。
建築様式は、
そのほとんどが蔑称として生まれてきたといえるでしょう。
ロマネスク様式は 「ローマ風の・・」
ゴシック様式は 「ゴート人風の・・」
など、異質であることへの蔑視が意識の根底に存在していました。
バロック様式にいたっては、ポルトガル語の
「いびつな真珠」 = バローコが語源です。
アール・ヌーヴォーも、最初は、産業革命化が生み出した
「鉄とガラスの作品」 としての評価でした。
時を経て、新たな評価を得るには、
何よりもまず存在し続けることが大切です。
長い年月が、
異質や異文化を受け入れる土壌を生み出すのでしょう。
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