Dr. Pualani Kanaka‘ole Kanahele
プアラニ・カナカ オレ・カナヘレ 博士
カナヘレ博士は、数少ない
『Native Hawaiian ネイティブ ハワイアン 』 のひとりです。
また、母系社会の色合いが濃い (ネイティブ ) ハワイでは、
象徴としての 『母 』 ・・
つまり 「Symbolic Mother シンボリック マザー 」 が存在します。
カナヘレ博士は、シンボリック マザーのひとりです。
※ 男性の首長や長老にあたる女性としての存在
カナヘレ博士は、シンボリック マザーであると同時に、
たくさんの子どもを育てた実際の母でもあります。
ハワイ島の森の中で育ち、いまもそこに暮らすカナヘレ博士は、
幼い時にクムであった曽祖父からフラを学び、
自然を敬うことを教えられました。
カナヘレ博士が先祖代々受け継いでいる最も大切な教えは、
『土地を愛すること 』 だそうです。
森の中にあるものはすべて ・・
たとえば、かつての主食であったパンの木 (実 ) も、
あらゆるものが神の化身であるとカナヘレ博士は言います。
(2011年10月6日のブログ参照 )
フラには欠かせない 『マイレ 』 という植物 ・・
フラのしなやかな動きも、
森の神から授かるものだとカナヘレ博士は教えてくれました。
博士が首にかけているのがマイレのレイです。
『私たちが土地を守れば、土地は私たちを守ってくれます。
この教えは私が受け継いできたものですが、
永遠の真理ではないでしょうか ・・ 』
カナヘレ博士はこんふうに語ってくれました。
クムとして大切な教えを伝道するシンボリック マザーに、
2006年 ハワイ大学は 『博士号 』 を授与しました。
カナヘレ博士の活動については、
You Tube などで知ることが出来ます。
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