スエズ運河 1

スエズ港 で、船舶は
運河に入る順番待ちのため待機します。



場合によっては、
何時間も待たされることがあるとか。



全長約200kmのスエズ運河 ・・・
古代、紅海と地中海の間には、
ナイル川を利用した運河が
存在したといわれていますが、



砂漠の中、
大型船を通すための運河掘削は、
19世紀の技術をもってしても
困難を極めました。
完成までに10年の歳月を要し、
スエズ運河は1869年に開通しました。



広々とした水路は湖です。



パナマ運河、キール運河 と並び
世界三大運河に数えられるスエズ運河 ・・・



大型タンカーの横で
子どもたちが水遊びをするなど、
その光景はいたってのどかです。



砂漠の中のモニュメントは
第一次世界大戦記念 ・・・



すぐ近くには、
銃剣がモチーフの中東戦争記念碑。
このあたりは
第四次中東戦争の舞台となりました。



さて、そのモニュメントが立つこの町は、
紅海と地中海のちょうど中間点 ・・・
Ismailia　イスマイリア。
運河沿いのリゾートです。



また、右岸と左岸を結ぶ
フェリーが忙しく行き交っていました。



ところで、
スエズ運河の撮影・取材では、
おもしろい体験ができました。



政情が不安定なエジプトでは、
撮影隊は常にテロの脅威にさらされます。
砂漠の中ではなおさらです。



私たちのロケ車は、前後を
エジプト軍の装甲車に守られながら
船を追いかけ撮影しました。
（残念ながら装甲車の撮影は禁止）



間抜けな体験といえば ・・・
水際にカメラを立てて撮影していた時、
意外に水路の幅が狭く、船の引き波で
腰まで水浸しになったことです。



これはまずい！
と思った瞬間そこは火事場の何とかで、
とっさに重い機材を頭の上で支え、
カメラ水没の難は逃れました。



さあ、
イスマイリアから運河クルーズは後半に。


地球を西へ ・・・
これまでに撮影・取材した
おもしろい場所と話題を紹介しています。


―番外ー


最近、ニュースでよく見るようになった
ロシアの飛び地 カリーニングラード。



10年以上も前ですが、
一度撮影で訪れたことがあります。


（ソ連共産党の建物　未使用）
ひと言でいえば、不思議なところでした。


Jackson Browne
The Load Out & Stay　 BBC 1978
彼のライブでのエンディング定番曲。


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