Tenganan トゥンガナン村
バリ島の東部に位置するこの村は、
バリ島の先住民が暮らす村です。
バリ島には、もともといくつかの王国があり、
インドネシアに組み込まれるまで独自の文化を育んでいました。
そのバリ島の原点ともいえる暮らしや伝統を
現在まで守り続けるのがトゥンガナン村です。
" Sprits of Bali " ともいうべく伝統工芸を守る彼らは、
自らを 「バリ アガ」 ＝ 「選ばれた民族」 と呼びます。
Gringsing グリンシン （縦横かすり）
彼らが、神の啓示で生まれたと信じる織物 ・・
織り込まれた模様が、
様々な象徴的な意味を持つといわれています。
縦糸と横糸の両方を、
何年もかけて繰り返し染め上げてから織るというグリンシン。
限られた吉日にしか
「織らない」 「染めない」 という伝統的なしきたりのために、
完成までに10年近い歳月を要することもあるそうです。
バリ島では、
グリンシンには霊的な力が宿っていると信じられています。
魔除けとして様々な儀式に使われるのはもちろんですが、
誕生に際しては新生児をくるみ、
死に際しては棺桶にかけられます。
Ata アタ
籐で細かく編みあげた
トゥンガナン村のもうひとつの伝統工芸品です。
ひと編みひと編み心を込めて編み上げられるカゴや小物類 ・・
ひとつひとつが、それぞれ微妙に違った風合いを醸し出しています。
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