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兵庫告発文書問題(百条委員会)

2024-10-30 21:31:09 | 日記

百条委員会

百条委員会とは、

地方議会が議決に

より、設置する

特別委員会の

ことである。

地方自治法の

第100条に

以下のような

内容の文面が

ある。

「地方議会は、

 自治体の事務

   について調査

   し、関係者の

   出頭や証言を

   求めたり、

   記録の請求が

   できる」

である。

この第100条に

基づき、

地方議会が必要

と判断すれば、

議決、設置する

のが

百条委員会

である。

これは、

国会の

国政調査権

に、匹敵する

ものである。

また、

百条委員会

他の委員会

との相違は

調査権の有無

にある。

議会には、

常任委員会、

特別委員会

が常設されて

いるが、

それぞれの

委員会には

調査権が存在

しない。

<調査権の内容>

議会に与えられた

調査権の内容

➀自治体の事務に

 関する調査を行

 う。

➁調査を行うため、

 特に必要がある

 と判断した時に

 選挙人やその他

 の関係者の

 出頭、

 証言、

 記録の提出

 を請求する

 事ができる、

となっている。

議会に与えられ

た強力な権限

=百条委員会

には調査対象と

なっている関係

者の出頭や証拠

提出を求めること

のできる調査権が

あり、

正当な理由なく

証言を拒むと、

禁固や罰金

が科せられる

罰則規定がある。

また、

虚偽の証言

を行った時

も同様であ

る。

更に、

百条委員会では、

証言を

二転、三転

させた場合、

偽証に問われる

可能性がある。

加えて、

出頭又は記録の

提出をした選挙人、

その他の関係者が

正当な理由がない

のに議会に出頭せず、

若しくは記録をしな

いとき、または証言

を拒んだときは、

6カ月以下の禁固

または

10万円以下の罰則

に処せられる。

このような

百条委員会の

強力な権限

=(100条

 調査権)は、

議会に与えら

れたものであり、

委員会に与え

られたものでは

ない.

通常、

100条調査は、

百条委員会と

呼ばれる

「特別委員会」

を設けて実施

されている。

ただし、

100条委員会が

権限を行使する

には、

地方議会の

個別具体的委任

が必要となる。

百条委員会は、

衆参両院における

国調政査権と同じ

性質とも言える

非常に強力な

調査権であり、

自治体の事務に

関する疑惑の

追及などに

効果的である

反面、

強制力を伴う

調査権で

あることから、

慎重な運用が

求められる。

パレード補助金・キックバック疑惑

兵庫県のS前知事を

めぐる疑惑が文書で

告白された問題で、

県議会の

調査特別委員会

(=百条委員会)

が開かれ

プロ野球

阪神・オリックス

優勝パレード

(昨年11月23日

 実施)

の企業協賛金を

地元信用金庫に

出してもらう

見返りに、

補助金を増額

して還流した

とされる疑惑に

ついて、

非公開で証人

尋問を行った。

出頭した

信金幹部は

低調であった

パレード

の協賛金集めを

当時のK副知事

から依頼され、

それに応じて

協賛金を支出

した

と証言した。

最終的に、

補助金の予算額

は、当初の1億円

から4億円に増額

されたが、この日

の百条委員会に

出頭した県の担当

幹部は増額の根拠

については

聞いていないと

しつつ、

「無理やりでも、

 根拠を作るのが

 事務方の務めだ」

と証言したという。

補助金の増額に

ついては

前副知事K氏の

指示があった

とされる。

百条委員会は、

S前知事が、

この経緯に

どのように

関わったのかを、

今後調べる

とみられる。

関係者によると、

信金幹部は証人

尋問で、

パレード直前の

11月下旬、

当時の副知事K氏

から協賛金の依頼

を受けた際に

「(当時の副知事

 K氏が

 2000万円であっ

 たなら、有難い)

 とおっしゃった」

と証言した。

また、

当時の副知事Kは

「自身の信金を

 含む県内

 11信金に対し、

 それぞれ

 300万~

 50万円

 の範囲で、

 協賛金の支出を

 割り振る話し合い

 をした」

と認めた。

11信金は、

最終的に

前副知事K氏の

依頼通り、

合計2000万円の

協賛金を出した。

一方で、

協賛金の見返りに

各信金に対する県

の新型コロナウイ

ルス関連事業の

補助金を増額して

協賛金分を

キックバックした

との疑惑について

「因果関係は全く

 ない」

と否定した。

協賛金支出と補助金増額の時期が一致!

パレードの事業

報告によると、

総事業費は

約6億5000万円

である。

「公費負担ゼロ」

が大前提であっ

ため、

企業協賛金

=(寄付金を含む)

クラウドファンディ

ング(CF)

による募金が頼み

であった。

パレード開催は、

昨年11月23日で

あったが、

協賛金は12月まで

受付していた。

その協賛金の

最終的な集計は、

約5億3000万円

に上った。

このうち、

兵庫が集めた

金額は

9300万円

あったが、

その半分に

あたる

4500万円

=(18件分)

は、いずれも

パレード終了後

に申し込みが

あったもので

ある。

18件のうち

11件を占めた

のが、

告発文書で

補助金還流疑惑

指摘された

信用金庫である。

主催者側が協賛を

呼びかけていた

当時、

メリットとして

強調されたのは、

パレード車両など

に、企業名が表示

されることであっ

た。

このため、

兵庫での協賛金

の集まり具合に

ついて、

百条委員会の

ある委員は、

「パレードの

 終了後では、

 企業のPRに

 ならない」

と、疑問を口に

する。

信金の協賛金

との絡みで

増額の経緯が

問題視されて

いるのが、

県の新型コロナ

ウイルスに関連

する、令和6年

度の補助金事業

である。

コロナ禍に

政府方針で

金融機関が実施

した実質、

無利子・無担保

融資

=(ゼロゼロ

     融資)

を巡り、

融資先への支援

=(資金繰り

    相談への

    対応など)

を行うと、

1件につき

7万5000円~

10万円

が、次年度に

県から金融機関

に、支給される

仕組みである。

県地域経済課、

財政課

などの

説明によると、

6年度分の

事業予算として、

当初は融資先

1000件への

支援で、

約1億円

見込んでいたが、

当時の

副知事K氏から

11月中旬に

4億円程度

に増額するよう

指示が出たため、

4000件に積算

し直し、

最終的に、

当時のS前知事

の査定で、

4億円で計上する

ことが決まった。

そもそも、

県予算の枠内で、

金融機関が

申請できる

補助金の上限は

返済残高のある

融資先の数に

応じて

あらかじめ

決まっており、

予算が4倍に

なれば、

原則として

申請上限も

4倍となる。

こうした

予算増額の

意思決定

信金による

協賛金支出

の時期的な

一致が、

還流疑惑

として指摘

されている

内容である。

当時の

副知事K氏は

「当初の1億円は

 新規申請分だけ

 で、継続支援が

 必要なところも

 入れれば、

 4億円ぐらい必要

 だと担当部署に

 聞いた」

と説明した。

K氏の主張は

増額の指示を

認めた上で、

事業の必要性

に応じた措置

であった、

ということで

ある。

パレード実施の

直前に信用金庫を

訪れ、

協賛金の依頼、

他の信金への

呼びかけ

などを行ったこと

は認めたが、

「補助金をキック

 バックするから

 協賛金を出して

 欲しい

 と言えるわけが

 ない」

と因果関係を否定

した。

一方、

この日の

百条委員会

に出頭した

補助金担当の

県幹部らは

財政課から増額の

指示があったと

したが、

当時の副知事K氏

の関与については

触れなかった。

昨年、阪神・オリ優勝、CFは低調

優勝パレードは、

昨年

18年ぶりに

セリーグを制した

阪神

パリーグ3連覇を

果たした

オリックス

が、共に関西を

地盤とする球団

であった事から、

大阪、兵庫

両府県を中心に

機運が高まり、

9月下旬に経済界

なども加わり、

実行委員会が

立ち上がった。

その後の

日本シリーズも

「関西ダービー」

と呼ばれて

盛り上がったが、

大阪府のY知事、

兵庫県の前知事

S氏は、それぞれ

パレードに公費を

投入しない考えを

強調した。

その理由だが、

2025年

大阪・関西万博

の事業費上振れ

に対する批判

両球団人気の

「政治利用」

といった

反対意見が

念頭にあった

と考えられる。

ただ、

平成17年に阪神

が、リーグ優勝

した際の

パレード事業費が

約1億5000万円

であったのに対し、

大阪・神戸の

2か所開催となった

昨年のパレードは、

昨今の物価高もあり、

最終的に

約6億5000万円

にまで

コストが膨らんだ。

ファンの募金に期待

した

CF(クラウドファン

ディング)

であったが、

終始低調で、

最終的に約1億円

とどまり、

両府県としては

協賛金に頼るしか

ない状況であった。

両府県それぞれの

ノルマは無かった

というが、

集めた額は

兵庫

約9300万円、

大阪

4億3000万円超

であった。

大阪府は、

一部の協賛企業が

非公表を希望して

いるとして、

詳細な内訳を明ら

かにしていない。

出直し知事選、かなり混迷

兵庫県の前知事

S氏の失職に伴う

同県知事選は、

10月31日告示、

11月17日投開票

の日程で行われる。

R6 10/29までに

立候補を表明して

いるのは、

前知事S氏を含め

7人で、

過去最多であった

昭和49年、

前回選(令和3年)

それぞれの5人を

上回った。

その中には

政治団体

「NHKから国民を

 守る党」

のT党首の名前が

ある。

T党首は、

無所属で立候補し、

自身は当選を

目指さず、

前知事S氏の

当選を後押し

したい

と話す。

その理由だが、

S氏には失職に

相当する行為が

なかったと主張

し、

「発信力のある

 私が選挙で

 訴えて

 サポートする」

と述べた。

他に立候補を表明

しているのは、

・同県尼崎市の

 前市長I・K氏

・参院議員

  S・ T氏

・共産推薦の医師

  O・Y氏

・レコード会社社長

  F・S氏

・ニュース分析会社

 社長

   K・H氏

の5人である。

(R6 10/29現在)

知事としての資質

停滞した県政の再現

など

を争点に混戦となる

ことが予想される。

<データと資料> 

 

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国語世論調査(令和5年度版)

2024-10-16 14:37:56 | 日記

概要

文化庁は、

令和5年度の

「国語に関する

 世論調査」

の結果を発表

した。

 

「ときめきを

 感じる」

という意味の

「きゅんきゅん」、

 

「曖昧ではっきり

 しない」

様子を表す

「ふわっと(した)」

 

などの新しい表現

が、日常に浸透し

ている状況が分か

った。

 

また、

月に1冊も本を読ま

ない人の割合は、

過去最高の6割超と

なり、デジタル化

に伴う読書離れの

進行も浮き彫りと

なった。

 

新しい表現について

調査は、国語への

理解を把握し、

関心を高めるため

平成7年度から毎

年、実施されてい

る。

 

今回は、

今年1月~3月に

16歳以上の男女

3559人から回答

を得た。

 

その結果、

新しい意味が辞書

に記載されはじめ

「きゅんきゅん」

は、80.6%、

 

「ふわっと(した)」

は、75.6%

 

が、他人の使用に関

して気にならない

と回答した。

 

その他、

「さくっと」

=時間や手間をかけ

 ない、

 

「もふもふ」

=動物などが、ふん

 わりと、柔らかい、

 

「がっつり」

=しっかり

 

なども8割超が違和

感を覚えていなかっ

た。

 

また、

月に1冊も本(電子書

籍を含む)を読まない

人の割合は、

62.6%、

であった。

 

このうち、

75.3%

は、ほぼ毎日、

インターネット、

交流サイト(SNS)

などで

「文字情報を読む」

と答えた。

 

慣用句など、誤認が大半

辞書に掲載された本来

の意味と異なる使い方

をされるようになった

「慣用句」

なども、国語に

関する世論調査で

明らかになった。

 

「悪運が強い」

「悪い行いをしたのに

 報いを受けずにいる

 様子」

という本来の意味

使っていたのは

24.3%

となり、

 

67.2%は

「悪い状況になっても

 うまく助かる様子」

と理解していた。

 

「失笑する」

本来

「こらえ切れずに

 吹き出して笑う」

としたのは26.4%

とどまり、

 

67.0%は

「笑いも出ない

 くらい呆れる」

と答えた。

 

「煮え湯を飲ま

 される」

は、

68.5%本来

「信頼していた者

 から裏切られる」

と回答し、

 

「敵からひどい目

 に遭わされる」

との意味で使った人

は、24.4%であった。

 

更に、

言葉の言い方にも変化

が見られる。

 

「間、髪を入れず」

=間を置かずに、

 

「綺羅、星のごとく」

=地位の高い人など

 が多く並ぶ、

 

を、辞書通りに区切っ

て、正しく使う人は、

それぞれ、

6.5%、9.2%

1割未満で、

 

「間髪をいれず」

=90.0%、

「綺羅星のごとく」

=88.6%、

続けて使用する事が

大半であった。

 

読書量減、止まらず

 

今回の調査では、月に

1冊の本を読まない人

の割合が

62.6%

と過去最高になり、

読書離れの深刻化を

印象づけた。

 

「読書量は以前と比

 べて減っている」

とする回答は

69.1%

平成30年度の

67.3%

から1.8ポイント

増加した。

 

平成20年度の

64.6%

からは

4.5ポイント

増えている。

 

そこで、

読書量が減って

いると答えた人

に理由(複数回答)

を尋ねたところ、

 

「情報機器で時間

  が取られる」

 

が、43.6%で最多、

 

「仕事や勉強が

  忙しくて読む

  時間がない」

 

が、38.9%

続いた。

 

平成30年度の調査

では、

この2つの理由は

それぞれ、

➀36.5%、

➁49.4%

であった。

 

今回は逆転し、

デジタル化が

影を落として

いる状況が

より鮮明に

なった。

 

加えて、

本の選び方も

「インターネット

 の情報を利用し

 て選ぶ」

33.4%

となり、

 

平成30年度の

27.9%

から

大きく増えた。

 

調査の具体的な例

国語のどのような点に

関心がありますか?

 

という質問に対して

結果は、

 

「日常のことば遣いや

 話し方」

を選択した人の割合が

他に比べて高く、

80.7%となっている。

 

次いで

「敬語の使い方」

48.9%、

 

「文字や表記の仕方

 あるいは文章の書

 き方」

42.4 %

 

言葉の意味・由来や

 国語の歴史」

38.3%

と続く。

 

更に、

「新語や流行語」

17.6%、

 

「パソコンやスマート

 フォーンなどの情報

 機器が国語に与える

 影響」

14.0%

 

「発音・アクセント」

13.2%

 

「共通語や方言」

10.7%、

 

「外来語・外国語の

 使い方」

9.0%

 

「国語の教育や国語

 に関する施策」

6.2%

 

「国際化が国語

 に与える影響」

3.4%

となっている。

 

年齢別に見ると、

「日常のことば遣い

 や話し方」

は、16歳から19歳で

他の年齢層より低く、

66.1%

となっている。

 

「敬語の使い方」

は、20代で他の

年齢層より高く、

61.5%

となっている。

 

「文字や表記の仕方

 あるいは文章の書

 き方」

は、30代と50代で

他の年齢層より高く、

4割代後半、

となっている。

 

「言葉の意味・由来

 や国語の歴史」

は、年齢が高いほど

割合が高くなる傾向

にある。

 

「新語・流行語」

は、

16歳から19歳と

70歳以上で、

他の年齢層より

高く

2割台

となっている。

 

「共通語や方言」、

「外来語・外国語の

 使いかた」

は、

16歳から19歳で、

それぞれ、

他の年齢層より

高く

2割台

となっている。

 

Q:日本語の特徴で魅力

 を感じる所はどこで

 すか?

 

という質問に対して

結果は、

 

「漢字・平仮名・

 片仮名

 など様々な

 文字」

が最も高く、

64.2%

となっている。

 

次いで、

「敬語などの敬意

 を表す言葉遣い」

が、58.1%、

 

「季節や気候を表わ

 す言葉が多様であ

 る事」

が、54.6%

と続く。

 

更に、

「ことわざ、等

 古からある

 言葉」

40.3%

 

「擬声語、擬態語

 が多様である事」

39.3%、

 

直接的でなく、それ

 となく伝える言葉遣

 い」

38.0%

 

「方言が多様

 であること」

29.0%、

 

「話し言葉の

 音の響き」

28.8%、

 

「新しい言葉が

 次々に生まれ

 る事」

10.4%、

 

「外国の言葉を取り

 入れやすいこと」

9.7%

となっている。

 

年齢別の結果は

漢字・平仮名・

 片仮名

 などの様々な

 文字」

は、16歳から19歳で

他の年齢層より低く、

48.2%

となっている。

 

「敬語などの敬意を

 表す言葉遣い」、

 

「季節や気候を表わ

 す言葉が多様であ

 ること」、

 

「ことわざなどの古

 くからある言葉」

は、60代以上で、

それぞれ、

他の年齢層より高く

なっている。

 

「擬声語・擬態語が

 多様であること」

は、20代から30代で

他の年齢層より高く、

4割代後半

となっている。

 

「直接的でなくそれ

 となく伝える言葉

 遣い」

は、50代で他の年齢

層より高く、

44.0%

となっている。

 

「新しい言葉が次々

 に生まれること」

は、年齢が低いほど

割合が高くなる傾向

があり、

16歳から19歳で

18.1%

となっている。

 

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