斯く語りき

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菊池雄星投手は、既に癖を見抜かれているのではないでしょうか

2019-06-16 23:45:00 | MLB

大谷翔平 菊池雄星から豪快6号ソロ「甘い球だった」 5の3、2打点の活躍 チームも快勝

この対戦を見て思ったのは、明らかに大谷翔平選手の方に余裕があったこと。ハッキリ言って、菊池雄星投手はいっぱいいっぱいだった。本当に余裕を感じなかった。

何故そうなってしまったのかを考えると、やはり菊池雄星投手にコントロールがないに尽きるでしょう。確かにメジャーリーグ1年目とはいえ、既に何年もプロとして飯を食っている立場なのに殆ど成長していないのです。

コントロールが悪いとカウントが不利になり、その中でストライクが欲しくなると本来の腕の振りを抑えてしまい、所謂“ボールを置きにいく”投球になります。当然のことながら本来のスピードがない為に打者から狙い易くなります。

この時も大谷選手から空振りを奪う投球があったものの、細かなコントロールがない為に追い込めず、カウントを不利にして、置きにいったストライクを痛打された訳です。たぶん空振りも菊池投手の投球パターンを読んだ上での大谷選手の演技でしょう。

マリナーズは菊池投手に対して如何なるアドバイスをしているのか判りませんが、彼の投球フォームには明らかな(見破られ易い)癖があることを指摘し修正させる様に指導しているのでしょうか。現状を考えると指導していない様に思いますが。

どうも彼が勝てない、プロ野球時代にソフトバンクホークスに弱かったのは、癖を見破られていることも関係していると思います。況してや本塁打を浴びる機会が多いことも、置きにいったストライクを打たれている傾向が高いのであれば尚更でしょう。

正直なところ、彼には石井一久氏(現在の楽天イーグルスGM)と同じ匂いを感じます。現役時代の石井投手もメジャーリーグに移籍した当時は大いに騒がれましたが、僅か半年もしないうちに丸裸に(他チームに研究)され勝てなくなりました。

菊池投手も常に平常心を心掛け、態度が身体から表れない様にするべきです。その為にも投球のコントロールを磨き、打者に惑わせる攻め方を身に付けないと、あっという間に不良債権になります。況してやチームは春先の勢いを失い、いつもの定位置に留まりつつあるだけに尚更です