このリニアに関しては、仮に完成しても現在の新幹線と比べて驚異的な差異がないと何かの文章で読んだことがあります。そんなものに対して莫大な予算を投じるよりは、現状の新幹線の在り方を見直した方が遥かに賢明だと思うのです。【リニア工事認めず 静岡県回答】https://t.co/8SCINnOuZI
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 3, 2020
リニア中央新幹線工事の静岡工区のトンネル掘削に先立つ準備工事を巡り、静岡県は、JR東海に対し「本体工事につながる準備工事の再開は認められない」などとする文書を提出。2027年の開業予定は延期不可避に。
そもそも東海道新幹線の発着点である東京駅からスタートしても、新横浜くらいまでは速度が出せません。かなりの箇所がカーブしていたりして、新幹線の最大の速度が出せる直線部分が少ない訳です。
このカーブした部分を可能な限り直線にすれば現在よりも数分~数十分は短縮できる筈ですが、かと言って高架での実現は不可能に近い話です。
そうなると最後の手段は地下に潜らせるだけです。地下であれば深さの問題はあれ、ほぼ直線の線路が実現できると思うのです。況してやリニア構想そのものが地下を走るとあるのですから全く不可能な話ではないでしょう。
例えば既にリニアとしての工期が進んでいる箇所を利用して東京駅まで繋げば、そんなに遠くない時期に完成するのではないでしょうか。せっかくトンネルまで作っておいて頓挫では工費が無駄になりますし、新幹線の既存の高架部分を一部の種別に限定して利用すれば双方が無駄になりません。
それにしても、この段階で静岡県側からの了解が取れないなんて着工前から想像できた筈だと思うのです。やはり自然を犠牲にしてしまった痛恨の思いは、どれだけ甘い言葉があろうと覆すことは無理だと思うのです。
それに、今年になって国民の生活スタイルそのものが大きな変更を余儀なくされ、更にはテレワークの普及により企業の仕事や通勤、出張に対する意識も大きく変わろうとしています。
そこから考えれば、大した差異がないリニアに莫大な予算を注ぎ込んでも将来的なペイ(回収)ができなくなる、または想定の期間内では回収できない可能性も出てきます。それならば既存の新幹線の利便性を向上させた方が遥かに賢明だと思うのです😞 。