この事件は本当に痛ましかったけれど、果たして犯人だけを責めて問題が解決するだろうか。勿論、これだけのことを仕出かしたのだから生きていたとしても極刑は免れないだろうけれど、過去に幾度も同様の事件を経ているのに減らすことができていないのは根本的な問題解決に至っていないからでしょう。【ビル放火 半年前から手順メモ】https://t.co/w8NJLKId9r
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 14, 2022
大阪市北区の雑居ビル内にあるクリニックで25人が犠牲になった放火殺人事件で、死亡した谷本盛雄容疑者が事件の約半年前から、自分のスマートフォンに事件の手順についてのメモを書き込んでいたことがわかった。大阪府警が明らかにした。
誰だって（余程の輩でない限り）犯罪なんてしません。否、真っ当な社会生活を送れていればまず思いつかないものでしょう。やはりこれだけ社会が疲弊する中で出口が見えずに不安を抱えた儘に毎日を過ごしていたらメンタルが少しずつ歪んできてしまうのは避けられません。
だからと言って全員が全員犯罪に走る訳ではありませんが、その代わりに自らの命を絶つ訳です。最近になって年間の自殺者が大幅に減ってきた様ですが、それよりも新型コロナウイルスによる死者の方が圧倒的で目立っていないだけです。中には新型コロナウイルスが引き金となって命を絶った人もいると思います。
その新型コロナウイルスを例にしても、いざ感染判明及び陽性判定が出れば隔離され収入の道を閉ざされる訳です。たとえ症状が収まり社会復帰をしようにも一度でも陽性となったことが周囲に広まれば真艫に取り合ってくれないのが日本社会なんです。
彼此２年の月日が過ぎた中で収束するか判らない、感染したらどうしようという不安に日々苛まれていれば精神的に参ってしまう人は当然います。犯人自身の生い立ちが判らないのでハッキリと断定できませんが、もしかしたら最初は軽症だったものが数々の不安によって重症化してしまった可能性は捨てきれないでしょう。
心療内科に通っていたとなれば、それは心の中に爆弾を抱えていたといえます。勿論、誰もが其れを破裂させるとは思いませんが、今回の事件を機に同様の場所に通院している人たちに対する偏見が生まれてしまうと再び事件が起こされてしまうんです。
メディアでは亡くなってしまった院長先生のことと犯人に対することがメインで報じられていますが、肝心要の【社会がどうあるべきか論】が出てきていません。悲劇を繰り返さない為には我々が如何に社会と向き合うか、その社会を安定化させる為には何をするべきかが議題に出て来なければなりません。
もう言葉だけの願望は要りません。役に立たないからです。きちんと行動して社会を修復するしか道がないんです。その行動とは選挙の投票に棄権しない、政治を常に監視するの２つだけです。とにかく国の根幹が壊れている中で念仏を唱えても効果なんてないんですから😒。