【中2死亡「教科書でけんか」】https://t.co/mHEUB9W9TJ
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年7月6日
5日、埼玉県所沢市で中2男子が刺され、病院に運ばれたが死亡した。殺人未遂容疑で逮捕された少年は「教科書のことでけんかになった」などと供述しているという。県警は容疑を殺人に切り替え、詳しい経緯を調べる。
こうした事件が起きると、加害者が普段から如何なる行動、特に動画などで暴力的なものを好んでいたのではないか、その手の漫画を読んでいたのではないかという憶測で物事が進められ、その部分への責任を押し付ける様な形で終わるのが常で、今回も御多分に漏れず事件の核心には触れず上っ面を舐めるだけで終わりそうです。
報道記事を読むと加害者の生徒は普段から大人しいタイプだったとありますが、今の時代に真面目とか大人しいという言葉なんて役に立ちません。却って方向性を誤らせる要因になりかねません。インターネットが使える人間であれば大概の人がTwitterなどの【本音の気持ちを吐き出す場所】を持っている訳ですから、表向きが真面目だろうが大人しかろうが当てにならない訳です。
そもそも本気で今回の事件から学ぶのであれば、ここ数日の内に、19時からの所謂“ゴールデンタイム”と呼ばれる時間帯にテレビが可能な限りの裏側を取材して放送するべきでしょう。まだまだテレビ世代が多い時代ですから、ネットではなくテレビで今回の事件の背景を知るべきでしょう。それくらいしないと人の記憶には書き込まれません。
芸能人の惚れた腫れた話やバカ話なんて放送してもしなくても大した影響はありません。然し乍ら、事件の背景は今後の社会生活に於いて役立つ部分が多くあります。ところが現実は前者ばかりに重きを置いているんですから新たな事件が起きてしまうんです。そして起きれば起きたで再び誰かを悪者にして終わらせ、新たな火種を投下してしまうんです。
こんな堂々巡りをしている以上、この手の事件は減らないです
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