本来、如何なる背景があれど原子力発電所を建設・運営していくという選択をした以上、そのケツ拭きは自国でしなければならない筈です。況してや最終的な処分&処理方法が確立していない中では尚更だと思うんです。【カナダ 核ごみ受け入れ構想】https://t.co/lBDpSTIrWb
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 4, 2021
日本の原子力発電所から出る放射性廃棄物「核のごみ」について、カナダ北東部で地中に埋める処分場を作り、日本から受け入れる構想が明らかに。構想にはクレティエン元首相が関与し、日本の一部原子力産業の関係者に打診があったという。
第一、先の東日本大震災による福島第一原発の後処理問題でさえ明確になっていない段階でケツ拭きを依頼することができる資格があるでしょうか。まず福島の現実に対して立場を明確にして実行に移し、それなりの『成果』を上げてから依頼するのが筋であり順番でしょう。このままで依頼するなんて愚の骨頂、無責任も甚だしい話ですよ。
それに、原発の後始末となれば放射能の現実を切り離せませんから、その扱いには常に慎重さを求められます。大事故が起きれば即人体に影響を及ぼす爆弾ともいえるものの処理を依頼するというのは相当な覚悟がなければなりません。
仮にカナダが受け入れを表明したとして、その処理費用だけの負担で済むでしょうか。片や生命との引き換えの様な過酷な環境に従事しなければならない事柄に対して金銭的なもので済むでしょうか。そうとは思えませんね。
おそらく相当な無理難題を受け入れざるを得ないでしょう。生命に即影響が出ないものであれ、かなり理不尽な要求を飲まなければならないでしょう。相手は日本の様な能天気な人種ではありません。大陸の中で数々の諍いに遭遇し解決してきた歴史を刻み続けている国です。とても一筋縄になんていかないものだという理解が日本側にあるかどうか甚だ疑わしいです。
況してや本格的に受け入れが始まる頃には日本の中心は現在の平成世代が担っています。ただでさえ彼らは現在の様々な事柄の後始末に追われなければならないのに、そこに更に余計な荷物を背負わねばならないなんて酷すぎますよ。絶対に他国に頼らず自国で解決するべきです✊。