ルックスも良いとなれば、たとえ主役でなかったとしても結構な人気があったと思います。昔のヒーロー物は子供たちにとっての人気者でしたが、最近は大人たちからの支持もあると見聞していますから、彼も子供たちの親から注目されていたと思います。
然し乍ら、どれだけ正義の味方という位置付けがあろうとも、どれだけ其れに対するイメージを崩すなという意見があろうとも、所詮は『一人の生身の男性』なのですから恋愛もする（したい）訳です。そして其れは事務所であっても否定してはならないと思うのです。
勿論、事務所側の彼に対する接し方が如何なるものだったのか知りませんから憶測になります。とはいえ、こうして飲酒をした際に暴挙に出てしまったのであれば、やはり何らかの抑制や抑圧があったと疑うのは避けられないと思います。
昨今は週刊誌やＳＮＳによって芸能人の誰もが監視されている世の中です。特にＳＮＳは一般人を【実質的な芸能記者】に仕立ててしまうのですから彼らが安堵できる場所なんて存在しない訳です。そんな中で変に噂が立てられたりすることが事務所にとって痛い場合もあるかもしれません。
とはいえ、そこに対して必要以上に締め付けをしてしまえば、その抑制や抑圧によって蓄積されたものが何かの拍子で爆発してしまう訳です。特に飲酒時は性格を変えてしまうだけに尚更で、今回の件も飲酒をした後での話なのですから相当なものがあったと想像するのが普通ではないでしょうか。
昔の芸能人は遊びを含めて様々な事柄を経験したからこそ加齢しても“味のある役者”として君臨できた訳です。そこから考えると現代の芸能人は身綺麗であっても味がない人材しか育たないでしょう。勿論、交際に関しては節度が求められますが、それでも多少のことは目を瞑るという姿勢がないと綺麗だが面白くない（使えない）役者しか出てきません。とはいえ生身の人間ですから何かの拍子で欲望を爆発させてしまい、それで身を滅ぼしてしまう訳です。
この件は現在の芸能界の中では単なる１ページにしかなりませんが、これからの時代に向けた課題を投げ掛けていると思います
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