斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

そもそもの発想に無理があったのではありませんか❓🙄

2020-08-25 05:00:00 | 社会部
私は部屋に光回線を引いているので無線Wi-Fiは屋内ルーターだけしか使いませんし、モバイル通信をするにしても基本の容量内で賄えるのでモバイルルーターを持つ必要性に駆られていませんから実際のところを詳しく知りません。



然し乍ら、光回線を引く(最近は殆どの賃貸物件には回線が設置されているので実際は契約だけの)ことに抵抗がある、或いは何らかの事情で無線だけで済ませたい人がいるからこそ需要があるのでしょう。



とはいえ、こうしたモバイルルーターの商売が成り立つのも回線を持つ大手3大キャリアがあってこそで、その恩恵の一部を利用しているだけに過ぎません。まだ自社回線であれば様々な試みも可能でしょうけれど、所詮は借り物から掠りを取っているだけに過ぎず、どのみち広げすぎた風呂敷に限界がやってくるストーリーだったんです。

そりゃ無制限を謳えば加入者は増えますし、そこでの利用量が鰻登りになるのは事前に十二分に想定できた話です。然し乍ら、やはり借り物な故にキャリア側から注文をつけられたら想定が崩れるのですから、いったい何処まで商売を本気でやろうとしていたのか判りません。否、とにかく会員数を増やして薄利多売と勢い(ノリ)で展開していこうと思っていたのでしょう。

もしも端から着実な計画性があるならば最初から無制限なんて話にはしなかった筈です。やはり回線を借りている手前、また安定した接続速度を出す為には最低でも必要な価格設定がある訳で、それを度返ししてはならなかったんです。

光回線の月額利用料が高いのは安定した接続速度の維持に対する担保ゆえのことですし、いくら無線であったとしても電波というものには絶対的な実現性に欠けるのですから安く提供できる方がおかしいんです。況してや無制限となれば尚更でしょう。



今回の件で今後同じ様な事業者が参入しても無制限は謳えないことになる筈です。この企業でさえ限界になってしまったのに、それを上回る企業なんて出てこれる筈がありません。

安定性を謳うのであればキャリアが直接やるでしょうが、それでも無制限という話にはならない筈です。そんなことをするくらいなら最初から光回線を勧めるでしょうからね。