たとえ新型コロナウイルスの問題がなくても、既にJRを始めとする鉄道会社は満員電車への様々な対策を講じてきました。勿論、営業中且つ用地取得を同時進行する中でのものですから年月を要しました。そんな中でも鉄道会社としては現状で行える目一杯のことをしてきた訳です。【大幅減収続く】JR東日本、運賃見直しを検討https://t.co/Q5r82FlsTh
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 7, 2020
ラッシュ時間帯に運賃を高くするなど、時間帯で変更する運賃制度を選択肢の一つとして挙げた。ダイヤについても見直しを検討。
然し乍ら、それらは全て【先行投資】として行ってきた手前、やはり利用者から回収しなければなりません。そんな矢先の新型コロナウイルスによる社会及び生活スタイルの大幅な変更です。当然ですが、このままでは負債になるのは避けられません。
そうした背景を考えずに値上げだけを非難するのは間違いでしょう。もう簡単には戻れない位置にまで針を動かしてしまったんです。そうなれば利用者が投資に対する返答をするしかありません。
そもそも鉄道会社にだけ利便性向上を訴えて、その他の企業が不変というのはフェアではありません。やはり企業も現実に沿った対応に切り替えるしかないと思うのです。ピーク時の出勤を止める(どうしても出勤せざるを得ない人たちにはきちんと対価を払う)、テレワークを更に推し進めるなどの対策をするべきです。否、しなければならないのです。
鉄道会社だって馬鹿じゃありませんから余りにも一方的に利用者側から不平不満を言われたら臍を曲げてしまうことだってできます。勿論、そうなったら従業員も相当な覚悟が要りますが、それによって最も泣くのは利用者側でしょう。企業全体の動きを悪くしてしまうんですから。
今回の件で、昭和から続く、または昭和的で現代に適さない発想を未だに続けている企業が淘汰されることになるのではないかと思っています。現実を受け入れず、精神論ばかり押し付けてくる様な企業はどんどん淘汰されるべきです。もう昭和世代の神通力が通用しなくなっていることを自覚させるべきでしょう😠 。