プロ野球の順位予想だけではありません。そして、ドラフト指名予想だけではありません。今回は選挙予想もします。
早速ですが、選挙戦もいよいよ後半に差し掛かり、テレビ局、新聞社などが情勢分析を進めています。その予想を眺めていますと、多少の差はあるものの、自民党の優位は変わらなさそうな状況になっています。また、選挙が始まってから思わぬ外敵が現れたことで、自民党内での足の引っ張り合いもなさそうですので、安倍総理で東京オリンピックを迎えそうな感じです。
公示前 予想
自民党 290 260~308
希望党 57 69~110
公明党 34 34~36
共産党 21 18~20
立民党 15 45~60
維新党 14 10~16
社民党 2 1~2
こころ 0 0
諸派 0 0
無所属 39 28~35
※諸派は幸福実現党などです。公示前勢力は解散後の党派の移動から計算。
公示前は定数475議席のうち290議席だった自民党は、希望の党が勢いづけば大きく減らすとの見方でしたが、今回から定数465議席となり、自民党+公明党で300議席もしくはそれ以上の議席は確保すると思います。なおかつ自民党だけでも安定多数の244議席を上回るでしょう。
その理由は小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党の期待外れ感だと思います。おそらく、国民のほとんどが小池さんが日本初の女性総理を狙って立候補するという期待値があったと思います。でも、出ない。おそらく、この選挙での勝ち目がなくなったのだからだと思います。それではいったい誰を総理大臣にさせたいと思っているのか。その顔がまったく見えないというところが、不満となって支持が伸びていないと考えます。どうしても総理になりたい石破茂さんを担ぎ出すかと思ったら、本人にその気がない(自民党以外からは出ない)とのことのようですから断念ですしね。
青森、富山、鳥取、島根、山口、徳島、宮崎では全選挙区を独占する勢いだと思われます。衆院解散後に民進党が希望の党や立憲民主党などに分裂。野党の候補者を一本化できたのが約60選挙区にとどまったことは、自民党をさらに有利にしたようなものです。以前、民進党が言っていた、二大政党となり、1対1で小選挙区を戦わない限り、日本の政権交代の基盤は出来ないでしょう。
公明党は公示前の34議席の確保になりそうで、結果的に自民党+公明党で、衆院で与党がすべての常任委員長のポストを独占して安定的に運営できる「安定多数」を上回るものになりそうです。となりますと。憲法改正の国会発議に必要な3分の2以上の議席もうかがえそうです。
安倍総理は「与党で過半数の233議席」を勝敗ラインに掲げており、自民党内では単独で過半数を取れなければ責任論が浮上するとの指摘もありましたが、いずれのラインも上回りそうです。
公示前57議席の希望の党は、小池代表の地盤である東京全25選挙区のうち3議席のみがいいところでしょう。全国的にも民進党出身者を中心に30議席弱と、選挙区では苦戦しそうです。比例代表を含めた約70議席からどこまで上積み出来るかですが、政権交代が可能な過半数からはかなり遠くなりそうです。
健闘するのは立憲民主党でしょう。民進党出身者を軸に小選挙区で10議席超、比例代表で30議席超で、公示前の15議席から伸ばし、第3党を伺いそうです。
共産党と日本維新の会は公示前とほぼ同じの議席を確保するでしょう。社民党は1議席を確保出来そうですが、日本のこころの議席獲得は難しそうな気配です。
無所属では、希望の党に合流しなかった民進党出身者を中心に、選挙区で30議席弱です。
今回の衆院選は「自民・公明」「希望・維新」「立憲民主・共産・社民」の3極の構図であって、自民党+公明党が各選挙区で底堅さをみせ、希望の党が伸び悩み、立憲民主党が手堅く戦う様子です。
ただ、いつまで経っても私たちの税金が正しい使い道となる日は、訪れないような気がしてなりません。
ちなみに、1回の選挙にかかる税金は約600億円と言われています。600億もの税金を投入して、1ヶ月間、国の業務を止めているのですよ。選挙前に政策だのマニフェストだのと騒いでいますが、それがどうなったのかわからない、いや、ごまかしたままで次の選挙が始まるのです。
何やら選挙後の話まで出てきており、希望の党に合流した民進党議員は民主党に戻るとか・・・結局は国民のためではなく、自分のための選挙です。
今回も600億円の価値がある選挙なのでしょうか。
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まっくろくろすけ

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